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うーん、とりあえず前に進んでみよう。
誰かに会えれば、広場へ行く道を聞けばいいし。
そう思って歩き始めたけれど……どんどん道は狭くなる気がした。
そして――挙句の果てには、行き止まり。
何やってんだ、アタシは……。
「おじょーちゃん、自らご招待か」
「気が利いてんなぁー」
急に、そんな下品な男たちの声が聞こえてきた。
振り返ると、そこには2人組の男が狭い道を塞ぐように立ちはだかっていた。
冒険者風の装備を身に纏い、肩を擦る大剣を背負った脳みそまで筋肉モリモリマッチョマンっぽそうな大柄な男と、こちらも同じような装備を着込んで腰に短剣を2本差した、いかにも筋肉男の『腰巾着』って風情を醸し出してる細身の男が、ニヤニヤした顔でアタシを見ながら立っていた。
このまま、≪ 152 ≫ へ進んでください。




