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JKのアタシが異世界転移(以下略)ゲームブック版  作者: 加瀬優妃
第4章 アタシと、コルデア家
546/777

4-≪ 120 ≫

≪ 120 ≫


 ハル先輩はしょっちゅうシェナにちょっかいを出しては2人で喧嘩をしている。

 喧嘩するほど何とやらってヤツなのだろう、青春の1ページだね。

 アチチ、熱くて近寄れないわぁ。

 とは言っても、シェナはハル先輩の事はアウトオブ眼中みたいだけど……。 


「ちょっと、ハル! そばかすは許すとして変態野郎とは何よ!!」

「何って、本当のことだろ? 後輩ほったらかして、シャツに抱きついてる気色悪りぃヤツを他に何て呼べばいいんだよ」

「何ですって! キーッ! いっつも馬鹿にしてぇ!! 今日という今日は許さないんだから!」


 殺気立ったシェナがギロリとハル先輩を睨む。

 てかシェナ、『そばかす』は許すんかい。

 それでも臆することなくハル先輩は頭の後ろで手を組んで、ニヤニヤ笑いながらシェナを小馬鹿にしている。


「へぇ、許さないってどうする気だよ?」

「どうするもこうするも、そのムカつく鼻っ柱をぶん殴ってやるのよ!」


 売り言葉に買い言葉で、キレたシェナがハル先輩に殴りかかった。

 あぁ、今日も暴力の渦巻く喧嘩騒ぎになってしまった。こうなってしまうと、アタシはこの2人を止められない。

 おどおどしながら、2人の側を右往左往して静止の声を掛ける程度の事しか出来ない。

 困っていると庭の奥から騒ぎを聞きつけて誰かが駆け寄って来た。

 来た。強力な助っ人の登場である。


「お前達、いい加減にしないか! いい歳して。チヒロが困っているだろ!!」


 取っ組み合いをしている2人を引き剥がして、その頭に拳骨をお見舞いした人物。

 マルコ先輩だ。

 普段は優しい顔つきのその人が眉を吊り上げて怒っている。





●○●CHOICE TIME!●○●


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 【 C point 】が【 9pt 】以上、または【 H point 】が【 6pt 】以下

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