535/777
4-≪ 109 ≫
≪ 109 ≫
午後の日差しが差し込み、風に揺れる木々の陰が映りこむ屋敷の3階。
広い廊下のほぼ中心に位置するアイネの部屋の前に、アタシは立っていた。
目の前のドアをノックすべきか、かれこれ5分以上悩んでいる。
だってドアをノックして入った瞬間、槍で串刺しとか……。
そんなブービートラップが仕掛けられているかもしれないじゃないか!
とにかく入るのが、怖いんだよ!
このまま、回れ右して帰りたいくらいなんだから!
ドアの前で手を上げたり下げたり、同じ動作を延々と繰りかしていたアタシは『よし!』と意を決した。
●○●CHOICE TIME!●○●
「ノックしよう!」
…… ≪ 256 ≫ へ進んでください。
「また後で来よう!」
…… ≪ 276 ≫ へ進んでください。




