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……やっちゃったはやっちゃったけどさ。
その前にフジサキよ。乙女の悲痛な叫びを奇声呼ばわりするとは、何事かな?
「この状況で落ち着いていられる方がおかしいって。アタシ達には敵国のスパイ容疑が掛かってるんだよ? それなのにこんな立派なお屋敷で生活するとか、誰がどう考えたって納得いかないでしょ?」
アタシの行為を戒めるフジサキに苦し紛れの言い訳で返した。
アタシ達はスパイ(仮)と言う事でマルトゥスに護送され、監視体制に置かれる事になった。
何か必ず意図があるはずだ。
よし、これでこの微妙な空気の流れも少しは変わるはず。
ここでフランツさんに話題を振れば完璧だ。我ながらナイスアプローチである。
自分を褒めてあげないと、この世界ではやっていけないと思うんだ。
どうしてこうなったの? 教えて、フランツさん!
会話でキャッチボールしようぜ!
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