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JKのアタシが異世界転移(以下略)ゲームブック版  作者: 加瀬優妃
第4章 アタシと、コルデア家
518/777

4-≪ 92 ≫

≪ 92 ≫


 そして、アイネの反応からアタシは一つに結論に辿り着いた。

 中学生の頃、やっぱりアイネと同じく相談をしてきたクラスメイトがいた。

 アタシの隣の席の男子がその子は好きだったらしく、よくその男子と会話しているアタシに「さり気なく好きな女子のタイプを聞いて欲しい」と頼まれたのだ。

 面倒臭いな、自分で聞けよ、とも思ったが、必死に頼んでくるその子を無碍には出来ず、その男子からタイプを聞き出して教えてあげた。

 その後、2人がどうなったかは知らないけどね。

 その子の反応と、アイネの反応は全く同じだ。

 するってーと、つまりだ。アイネはまさか……。


「お嬢様。もしかして……フジサキの事が好きなんですか?」

「ッ!?」


 分かりやすいくらいアイネの肩が跳ねた。反応からして図星か……。

 今のアイネは歳相応の表情をした女の子だ。いつもの気位の高さは全く感じられない。

 シェナのように饒舌になるわけではないが、この顔は恋する乙女の顔つきだ。

 何はともあれ、呼び付けた理由がアタシを亡き者にするとか、嫌がらせの類ではなかった事にホッと胸を撫で下ろした。


 そうか、恋のお悩み相談か……。





●○●CHOICE TIME!●○●


「フジサキについて考えてみる」

       …… ≪ 172 ≫ へ進んでください。


「相手が悪すぎる。丁重に断ろう」

       …… ≪ 213 ≫ へ進んでください。

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