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≪ 48 ≫ ~ 2nd Scene Start ~
「君をこの都市で監視対象にすると決定したのは、隊長と副隊長である僕の判断だからね。チヒロは心配しなくてもいい事さ。不当な扱いは絶対にしない。それは僕が保証する」
「アタシは全然、気にしてませんけど……その、フランツさんは大丈夫なんですか? アタシが本当にスパイだった時は、厳しい処罰を受けたりするんじゃ?」
「自分のことより僕の事を心配するだなんて、やっぱり君は変わってるね。全くとは言えないけど、今のところ問題はないよ」
フランツさんはやんわりとした口調でそう言った。
独断で罪人の処遇を覆せるフランツさんって、一体何者なんだろうか?
謎は深まるばかりだ。
やがて、『鶏通り』と『白鳥通り』が交差する地点、公園のような円形の広場に着いた。
植樹された大きな木の下に木製のベンチが置かれ、中心には噴水がある。
噴水の側では小さな子供を抱えてお喋りをしているママ友集団と、数人の子供達が水を掛け合って遊んでいた。
どこの世界でも共通して子供は元気いっぱいだ。見ていて和むね。
「なぁ、かーちゃん! あの姉ちゃん、何か変な服着てんなーッ!」
「こら! 人を指差しちゃ駄目って、いつも言ってるでしょ!」
「いってーなぁ! 叩くなよ、かーちゃん!」
まさかのローナ村のデジャブ。
子供って時点で、嫌な予感がしてたけど……あのね……アタシの世界では、これが普通なの!
そこの若いママさん、息子さんの将来のためにもちゃんと躾けておいてください。
●○●CHOICE TIME!●○●
「仕方ない、おとなしくしていよう」
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「さーて、アタシが躾けてやるか」
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