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こんなとこでフランツさんに会えるなんて、嬉しい!
アタシは飛び上がると、あっちゃんの手綱を持つフランツ副隊長にフジサキと共に駆け寄った。
それにしてもあの甲冑、地味に眩しい。
フランツさんの笑顔も加わってさらに眩しさが増している気がする。
「フランツ副隊長、会えて嬉しいです!」
笑顔で話しかけるとフランツ副隊長はアタシの言葉に嬉しそうに微笑んだ。
「ここではフランツって呼んでくれ。どうも副隊長って呼ばれるのは堅苦しくてね」
「わかりました。でも……どうしたんです? 帰還部隊は行っちゃいましたけど……」
「僕はこのマルトゥスで重大な任務があってね。それでここに残ったんだ」
「あ、そうだったんですか……。フランツ副た……えーっと、フランツ……さん?」
慌てて言い直すと、フランツさんはフッと柔らかく微笑んだ。
イケメンはどんな笑い方してもサマになるなあ……。
元の世界にフランツさんがいたら、勤めてる会社にファンクラブが出来そうだ。
通りかかる若い娘さん達が見惚れちゃってますわ。
何だか恥ずかしいような、誇らしいような不思議な気持ちになるな。
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