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ここは原因を知っているであろうフランツさんに聞いたほうが良さそうだ。
今にも斬りかかって来そうなアイネを刺激しないよう、細心の注意を払いながらアタシはフランツさんに小声で話しかけた。
「フランツさん、これは一体どういう事なんでしょうか? 妹さんはアタシの何にご立腹なんでしょう?」
「すまない、チヒロ。どうやらアイネは君の事を勘違いしているみたいだ」
アイネの方を見たまま、フランツさんはすまなさそうにアタシに詫びてきた。
いや、謝んなくて良いからその勘違いの詳細をプリーズ!
「勘違い……ですか? ど、どんな?」
「ここまでされてもまだシラを切るの? 意外としぶといのね。いいわ、私から説明してあげる」
ここでやっとアイネは槍を下ろし、机から身軽な動作で飛び降りた。
警戒するフランツさんを横目に見ながら、仰け反ったままのアタシに近づいてきて一歩距離をとった所で歩みを止めた。アタシを牽制しているのか、槍の柄で床をガンッと突いた。
思わず、身体がビクンと震えた。
★チヒロの【 E point 】は、【 1pt 減少 】しました。
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