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確かに、アタシだけ特別扱いしてもらう訳にもいかない。
でも……。
「あの……」
「何だよ?」
「まかない当番、やらないといけないのは分かってるんですけど……料理、全くしたことがないんです」
「はぁ?」
「ごめんなさい! 代わりに他のことは人一倍頑張りますから!!」
思わず大声で謝ると、ハル先輩が
「いや……そこまで気にしなくてもいいけどよ」
と言いながら、ちょっと困ったように頭を掻いた。
……何だかんだで、ハル先輩はいい人だ。口は悪いけどね。
★チヒロの【 G point 】は、【 1pt 増加 】しました。
「何だ、お前……お嬢様か?」
「違います。アタシの元いた世界では、お湯さえ入れれば食べられるものとか、温めるだけでOKとか、そういうものがあったんですよ」
「へぇ……。食ってみてぇな、異世界の料理」
そう言いながら、ハル先輩はどこか遠くを見つめた。……未知の食べ物でも見えたのだろうか?
アタシだってさ、できるなら作ってあげたいけどさ……。
●○●CHOICE TIME!●○●
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