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JKのアタシが異世界転移(以下略)ゲームブック版  作者: 加瀬優妃
第4章 アタシと、コルデア家
452/777

4-≪ 26 ≫

≪ 26 ≫


 フジサキの言葉に、フランツさんが少し不機嫌そうな表情になった。


「え? あの……うちのフジサキが何か失言でもしましたか?」


 思わず聞くと、フランツさんはハッとしたような顔をして、慌てて笑顔を作った。


「いや?」

「え、でも……」

「いいから。……それでね、マルトゥスは僕の生まれ故郷なんだ。チヒロ、フジサキ、君達にこの城下町を案内するよ。任務についてはその後で。さぁ、行こう」

「え? あ、待ってください!」


 集まる人目を気にすることなく、フランツさんはあっちゃんを連れて歩き出した。

 慌ててその後を追う。


「マスター、私が失言とはどういうことですか」


 隣を歩くフジサキがやや不機嫌そうに言う。

 ったく、どいつもこいつも面倒くさいな!


「今それどころじゃないって。……あ、フランツさーん!」


 長い脚でスタスタと歩くフランツさんにどうにか追いつく。

 アタシの隣についてきたフジサキが、やや不満そうに溜め息をついた。





 このまま、≪ 271 ≫ へ進んでください。

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