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JKのアタシが異世界転移(以下略)ゲームブック版  作者: 加瀬優妃
第4章 アタシと、コルデア家
438/777

4-≪ 12 ≫

≪ 12 ≫


 アタシに仕事の説明をしながら、シェナはいろんな事を聞いてきた。

『チヒロは巫女様だったんでしょ? 巫女様ってどんなことするの?』

と聞かれて、

『特に何もしていないよ』

と答えると

『へー。巫女様って退屈なんだね。ここで仕事する方がきっと楽しいよ!』

と手を動かしながら、コルデア家のメイド達の話をしてくれた。


 メイド長が、初日からいろいろお世話になっているエレノアさん。

 目元の泣きぼくろにメイド服越しでも分かるボン・キュッ・ボンのナイスバディなのが、ビアンカ姉さん。

 人族では珍しい濃い藤色のウェーブの掛かった長い髪をサイドテールにしている、妖艶美女だ。

 そして、ブロンドの髪を三つ編みにした眼鏡の女性がマーサ先輩。

 マーサ先輩はとにかく謎が多い。

 ビアンカ姉さん曰く『マーサは、アタシより上だよ』との事だが、童顔なのかそうは見えない。

 いつも抑揚のない声色で喋るので、喜怒哀楽もいまいち掴めないんだよね。





 ●○●CHOICE TIME!●○●


「執事見習いの人達について知りたい」

       …… ≪ 82 ≫ へ進んでください。


「ビアンカ姉さんについて知りたい」

       …… ≪ 289 ≫ へ進んでください。

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