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こうなったら、マルコ先輩に頼るしかない。
アタシは見捨てないでオーラを放ちながら、マルコ先輩を見つめた。
そしてフジサキの隣から立ち上がると、『何だよ、押すなよ!』と文句を言うハル先輩をシッシッとフジサキの方に押しのけて、マルコ先輩の隣を奪い取った。
「マルコ先輩は、どう思います? やっぱり……アタシの考えすぎですかね?」
黙りこむマルコ先輩を至近距離で覗き込むと、バッチリ目が合った。
アタシがパチパチと瞬きすると、マルコ先輩は一瞬、頬を赤く染めて慌てたように目を逸らした。
そして気を取り直したように
「うーん、そうだね……」
と呟いた。
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