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えーと、掴めということだろうか。
アタシはそう考えると、フランツさんの手に恐る恐る自分の手を伸ばした。
「……お待ちください」
不意に、何かがアタシの手を遮った。……フジサキの手だ。
フジサキはフランツさんとアタシの間にずいっと入ってきた。
フランツさんが目の前に立ち塞がったフジサキを見て、一瞬眉間に皺を寄せた。
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「ご親切にしてくださる事は感謝しております、フランツ様。ですが、それとこれは別問題で御座います。マスターはこの異世界にて、大変な苦労をなさっておいでです。これ以上、マスターを困惑させる事はお控えください」
「僕はチヒロを困惑させているつもりはないよ。ただ、長旅で疲れているであろう彼女が心配なだけだ。君こそ、何様のつもりなんだい? フジサキ」
ちょっと、何だこの修羅場は!
ウィルソンさん、止めてッ! って、もういないし!!
えぇっと、こういう場合はどうすればいいんだ?
●○●CHOICE TIME!●○●
「とりあえず成り行きを見守ろう」
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「とりあえずフランツさんを止めよう」
…… ≪ 217 ≫ へ進んでください。
「とりあえずフジサキを止めよう」
…… ≪ 294 ≫ へ進んでください。




