表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
JKのアタシが異世界転移(以下略)ゲームブック版  作者: 加瀬優妃
第3章 アタシと、グッさん
418/777

3-≪ 52 ≫

≪ 52 ≫


 呆然と立ち尽くしていると、グッさんがアタシの頭を力強く撫でた。

 そう言えば、男の人に頭を撫でられるなんてお父さん以外初めてかもしれない。


 お父さん……今頃、何してるかな? アタシのこと、心配してくれてるかな?

 いかん、いかん。隙あらばシリアスに陥っちゃう。

 気持ちを切り替えろ。前だけ見て、地球に帰ることだけ考えて、毎日を生きるんだ。


 グチャグチャになった頭を押さえて物思いにふけっていると、ガハハッとグっさんが豪快な笑い声を上げ、手綱を振り下ろした。

 パシンと乾いた音が響き、叩かれた馬が高らかに嘶く。

 荷馬車がゆっくりと前進し始める。

 彼の「達者でなぁー!」という高らかな声を残して、王都に向かう部隊は広場を去って行った。

 とりあえず去っていく隊列に手を振るアタシと、その横に立つ直立不動のフジサキ。


 結局、ちゃんとした説明はしてもらえなかった。

 不当な扱いを受けることはないという事でいいのだろうか?

 フジサキと2人、これからどうすれば良いのかと溜め息交じりに辺りを見回した。





                        ~ 3rd Scene End ~


  第3章「アタシと、グッさん」≪ 完 ≫





 これで、チヒロの3つ目の冒険は終了です。

 お疲れさまでした。

 このまま、「第3章 あとがき」へ進んでください。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ