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JKのアタシが異世界転移(以下略)ゲームブック版  作者: 加瀬優妃
第3章 アタシと、グッさん
410/777

3-≪ 44 ≫

≪ 44 ≫


 最初にアタシを取り調べしたハゲ――もとい、グレッグさんには、あんまりいい印象はなかった。

 だけど、ある日……。


「ちょっと頼む」


と、何人かの怪我人がアタシ達が乗っている荷馬車に乗せられた。

 魔物討伐で負傷した、歩くのが困難になってしまった人達だ。


 そして、グレッグさんはアタシの手錠を外した。

 驚いてグレッグさんの顔を見ると「今だけだ。フランツ副隊長の許可は取ってある」と言って、今度はフジサキの手錠も外した。


「暇だろ。手伝ってくれ」

「え……」

「かしこまりました」


 呆け顔のアタシに対し、フジサキがてきぱきと動き始めた。

 

 その後、彼らのために食事を運んだり、治療をしたりするグレッグさんの手伝いをしたりした。

 その間、アタシと怪我人が会話する事はなかった。

 スパイと疑われてるんだし……仕方がない。

 せめて……と、安静にしなければならない彼らの迷惑にならないように、出来るだけ静かに過ごした。





●○●CHOICE TIME!●○●


【 Mark 】の【 ◎ 】はありますか?


 ある …… ≪ 5 ≫ へ進んでください。


 ない …… ≪ 33 ≫ へ進んでください。

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