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ガタンッと石にでも乗り上げたのか、荷馬車が大きく揺れた。
その揺れがダイレクトにアタシにも伝わって、紺色の短いスカートの上に乗っていた小箱が膝から落ちそうになる。
アタシは慌てて小箱を両手で掴む。
間一髪だった。ほっと胸を撫で下ろして、手にした小箱を見つめる。
可愛らしい花の彫り物が施された両手に収まる程度の木製の小箱。
ローナ村を去ることになったあの日、ロイズさんとテレサさんから別れ際に贈られたものだ。
★チヒロは【 Mark 】の1つ、【 ● 】を手に入れました。
●○●CHOICE TIME!●○●
「フランツ副隊長のことを考える」
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「さらにロイズさん達のことを考える」
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