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JKのアタシが異世界転移(以下略)ゲームブック版  作者: 加瀬優妃
第3章 アタシと、グッさん
387/777

3-≪ 21 ≫

≪ 21 ≫


 見渡す限りの草原――、ああ、これは草はえますわ。

 い渡す限り快晴の青空――、半分どころか、全部青い。

 心地よい風が緑の海原を渡っていく。

 青と緑の狭間を隊列を成した一つの集団が、ウェンデール王国王都へと続く街道を進んでいた。


「あーるぅー晴れたぁ、昼下がりぃー。城塞都市へ荷馬車ゆくぅー」


 隊列の中央付近――。

 ガタガタと揺れる荷馬車の中から、調子外れの歌が聞こえてくる。

 声からして歌っているのは少女である事は間違いない。


「可愛いぃーJKー、売られてゆくよぉー。悲しぃーそうな瞳で見ているよぉー」


 荷馬車の外を歩く兵士達は、その歌を聞いても誰一人反応しない。

 注意する者はおろか、その調子の外れようを笑う者すらいない。ただ、黙々と歩いている。

 それも当然。彼らはその微妙過ぎる内容の歌を聞き慣れてしまっているからだ。

 それにそんなくだらない事で、余計な体力を消費したくないのだろう。

 目的地までは、まだまだ遠い。平原にも魔物は出現する。

 隊列が襲われれば、戦わなくてはならない。

 妥当な判断だ。


「ドナドナドーナー、ドォーナァー。JKを乗せぇーてぇー。ドナドナドーナー、ドォーナァー、荷馬車がゆーれーるぅー。……あー、替え歌もそろそろ飽きてきたな」





●○●CHOICE TIME!●○●


「グレッグさんに話しかける」

       …… ≪ 7 ≫ へ進んでください。


「これまでのことを考える」

       …… ≪ 58 ≫ へ進んでください。

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