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いや、いきなり別れを告げられても意味が分かんないんだけど……1人でお別れモードに突入すんのやめろよな、タコ入道。
ちゃんと説明をしなさい。
「は? なんで? グッさん、どこ行っちゃうの?」
頭に乗せられたグッさんの手を払って、グシャグシャにされた髪を急いで整えた。
ちなみにフジサキは何の疑問もなく「グレッグ様、お世話になりました」と頭を下げている。
納得がいかん。
「俺の任務はお前らを無事にマルトゥスまで送り届ける事だ。この後はレトリバー隊長の代理で第1部隊を王都に帰還させて、王制機関にお前らの事を報告しないといけねぇんだよ。それが終わったら今度は第3部隊を連れて、ルアナ領にとんぼ帰りで休む暇もねぇ」
グッさんは大きなため息を一つ吐いた。
すぐにいつも通りの厳つい笑顔に戻るとアタシ達に「あばよ!」と後ろ手を振って荷馬車に乗り込んでしまった。
待て、待て待て待て! 王都に帰還するって、アタシ達はどうなるんじゃい!
まさか、ここに置き去りにするのか? セルフで城まで行けと?
●○●CHOICE TIME!●○●
荷馬車を追いかける
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呆然と立ち尽くす
…… ≪ 52 ≫ へ進んでください。




