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JKのアタシが異世界転移(以下略)ゲームブック版  作者: 加瀬優妃
第3章 アタシと、グッさん
383/777

3-≪ 17 ≫

≪ 17 ≫


 平原に出る前はひたすら森を突き進んでいたんだけど、魔物の襲撃が後を絶たなかった。

 以前にアタシ達を襲った化け兎【ネザーランド・キラー】や木に擬態して奇襲を掛けてくる熊ほどもあるデカいカメレオン【グローブ・ホーン】の大型の魔物を筆頭に、大群で襲ってくる人食い芋虫【グール・ワーム】、夜間に空から襲ってくる血吸い大コウモリが昼夜を問わず、引っ切り無しに襲い掛かってきた。


 異世界召喚、転生、転移の序盤テンプレで、「冒険者になって、ギルドに加入。

 難易度の低いクエストをこなして、コツコツ日銭を稼ぐ」みたいなのがあるけど、正直無理ゲーだ。

 神様、女神様からチート能力を貰っているならともかく、つい最近まで地球で一般人してた主人公がいきなり魔物と戦っても絶対勝てない。

 薬草集めのクエストを受注するパターンもあるけど、大体雑魚モンスターと遭遇する。

 つまり、日本で言うなら野良犬や野生の猪に襲われるようなもんで、大体襲われた人は大怪我するでしょ。


 転移して最初に訪れたのがローナ村で本当に良かった。

 下手に大きな街で、冒険者ギルドなんてあったら、間違いなくイキッて冒険者登録していただろう。

 その後は――まぁ、地球に帰る以前に魔物に襲われて野垂れ死んでいた可能性大だ。

 なろう系小説主人公気取りでサバイバルするのは危険、チヒロ覚えた。


 荷馬車の中にいるアタシ達が襲われる事はなかったが、魔物の襲撃があるたびに数人の負傷者が出た。それでも死者が出ないのは指揮官でもあるフランツ副隊長が優秀だからだろう。



★チヒロは【 Mark 】の1つ、【 ◆ 】を手に入れました。





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