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話しかけてみようかな。
そう思いながら眺めていると、向こうもこっちの視線に気がついたのか人懐っこい笑顔でお辞儀をしてくれた。
なので、片付けも大体終わったことだしレッツ、コミュニケーションタイムだ。
この世界に来た最初の頃にフジサキに助言された『情報収集』も忘れず行っている。
荷物を持ってフジサキと共に荷馬車の方に歩み寄った。
「こんばんは。お疲れ様です、ピスタさん。今日の売り上げはどうでした?」
「これは御丁寧にどうも、チヒロさんとフジサキさん。大繁盛とまでは行きませんが、上々でしたよ」
どっこいしょと、重そうな木箱を持ち上げるピスタさんに『お手伝いします』と声をかけて、木箱の反対側を持つと照れた様な笑顔でお礼を言われた。
店の片づけが終わると、ピスタさんは荷馬車の前に小さな椅子を置いてくれた。
「夕食までにはまだお時間がおありでしょう? どうです、ここは一つ世間話でも?」
と、椅子を勧めてくれた。
だけど、ソールさんはずっと立ったままだ。
●○●CHOICE TIME!●○●
「ソールさんが怖いな……」
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「ソールさんに話しかけてみようかな」
…… ≪ 107 ≫ へ進んでください。




