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1-≪ 33 ≫

≪ 33 ≫


 よし、フジサキを先頭にして出発だ!


「じゃあフジサキ、そこまで案内お願いできる?」

「もちろんでございます。さぁ、こちらです」


 そう言ってフジサキは歩き出した。アタシもそれに付いて行く。

 この分なら案外、すぐ『帰る方法』が見つかるかもしれない。

 好調な滑り出しだ。



★チヒロの【 Mental 】は、【 1pt 増加 】しました。

★フジサキの【 Physical 】は、【 1pt 増加 】しました。



「それにしても……」


 ニマニマしているとフジサキが突然振り返った。

 何々、どうしたのよ? 


「先ほどからこちらを覗っているあの巨大な生物は、何と言う種類の生物なのでしょうか?」


 フジサキの呟きにアタシの思考が止まる。


 え? 巨大な生物? 何それ?


 フジサキの見つめる方向を振り返ってみる。


「ねぇ、フジサキ」

「はい、何でしょうか。マスター」

「あれ、いつからいたの?」


 恐る恐るその生き物を指差す。

 アタシ達の背後にいたそいつ。

 テレビで見た搾乳されるホルスタインより遥かにデカい、大きく裂けた口にギザギザの牙をギッチリ生

やした二足歩行の見たこともない生き物。

 頭上で時折ぴくぴくと動く長い耳、ふわふわでもふもふの白い体毛で、辛うじて「あ、ウサギ……かもしれない」と頭が誤認識する。





 このまま、≪ 112 ≫ へ進んでください。

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