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選択を誤った。やっぱり、『終末の巫女』ってことにしておけばよかった。
「えーと、あの、アタシ、やっぱり……」
「マスター」
フジサキが妙に厳しい表情でアタシを遮った。
「何よ」
「マスター、何を言われるおつもりで?」
「何って……『終末の巫女』って……」
「おお、やはりそうでしたか!」
お爺さんがアタシとフジサキの間に割って入る。
両手を組み、うっすら涙まで浮かべていた。
ほら、やっぱりこの村の人は『終末の巫女』を欲しがってるんだよ。
「駄目です、マスター。嘘はいけません」
嬉しそうなお爺さんをよそに、フジサキがきっぱりと言い切った。
ちょっとフジサキ、あんた何もこんなタイミングで……!
「バカ、何を……」
「え、嘘……?」
お爺さんの笑顔が、ピキッと固まった。
★チヒロは【 Key word 】の1つ、【 嘘 】を手に入れました。
●○●CHOICE TIME!●○●
「フジサキの言う通りかも。正直に言おう」
…… ≪ 17 ≫ へ進んでください。
「ここまできて、今さら後に引けないよ」
…… ≪ 139 ≫ へ進んでください。




