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JKのアタシが異世界転移(以下略)ゲームブック版  作者: 加瀬優妃
第2章 アタシと、ローナ村
342/777

2-≪ 218 ≫

≪ 218 ≫


 選択を誤った。やっぱり、『終末の巫女』ってことにしておけばよかった。


「えーと、あの、アタシ、やっぱり……」

「マスター」


 フジサキが妙に厳しい表情でアタシを遮った。


「何よ」

「マスター、何を言われるおつもりで?」

「何って……『終末の巫女』って……」

「おお、やはりそうでしたか!」


 お爺さんがアタシとフジサキの間に割って入る。

 両手を組み、うっすら涙まで浮かべていた。

 ほら、やっぱりこの村の人は『終末の巫女』を欲しがってるんだよ。


「駄目です、マスター。嘘はいけません」


 嬉しそうなお爺さんをよそに、フジサキがきっぱりと言い切った。

 ちょっとフジサキ、あんた何もこんなタイミングで……!


「バカ、何を……」

「え、嘘……?」


 お爺さんの笑顔が、ピキッと固まった。



★チヒロは【 Key word 】の1つ、【 嘘 】を手に入れました。





●○●CHOICE TIME!●○●


「フジサキの言う通りかも。正直に言おう」

       …… ≪ 17 ≫ へ進んでください。


「ここまできて、今さら後に引けないよ」

       …… ≪ 139 ≫ へ進んでください。

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