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そうこうしている内に、ロイズさんの自宅に到着した。
流石は村長の家、他の家より一回り大きいし広い庭には手入れの行き届いた花壇があって、美しい花々が満開に咲き誇っている。
なかなか良い物件ですな。お高いんでしょ?
「さぁ、お上がりください。大したおもてなしも出来ませんが」
「お、お邪魔します」
「お招きくださり、感謝いたします。ロイズ様」
ロイズさんが玄関のドアを開けて、家の中に招いてくれた。
アタシとフジサキはそれぞれお礼を言って、家の中に入る。
すると、そこには白髪の柔らかな微笑みを浮かべたおばあさんが1人立っていた。
「お帰りなさい、貴方。村に水が戻ったと皆が喜んでいましたよ。あら? そちらの方々は?」
どうやら、ロイズさんの奥さんのようだ。
上品で優しい口調、似た者夫婦という言葉がぴったりだ。
「ただいま、テレサ。この方々が水源を復活させてくださったんだよ。こちらのお嬢さんはその時、水を被ってしまったんだ。すまないが、着替えを用意してくれるかい?」
「まあ、それは大変。早く着替えないと。さぁさぁ、こちらにいらっしゃい」
●○●CHOICE TIME!●○●
「ここはお言葉に甘えさせてもらおう」
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「でも、服を変える訳にはいかないよ」
…… ≪ 214 ≫ へ進んでください。




