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テレサさんの作ってくれた夕食はとても美味しかった。
食卓には固焼きのパンをメインに、たまねぎとジャガイモに似た野菜の入ったスープが出た。
異世界に来てしまったと言う緊張感からか、少ししか食べる事が出来なかったのが残念だ。
食事中ずっと、ロイズさんもテレサさんも楽しそうだった。
終始、アタシやフジサキの話を聞いて笑ってくれた。
長い間、二人暮しだったらしい。娘さんがいるようだが、お嫁に行ってしまったのだろうか?
気になったが、何となく聞いてはいけない事だと思った。
「チヒロさん、疲れたでしょうから今日は早くお休みになるといい」
「それが良いわ。また明日、お話ししましょう」
「ありがとうございます。おやすみなさい。ロイズさん、テレサさん」
アタシはテレサさんに案内された部屋に入った。
ちなみにフジサキの部屋は隣になったが、まだロイズさんと晩酌をしながら話をしていた。
用意してもらった寝間着に着替えて、ベッドに横になった。
●○●CHOICE TIME!●○●
「今日は疲れた。さっさと寝よう」
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「何だか寝つけないな」
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