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JKのアタシが異世界転移(以下略)ゲームブック版  作者: 加瀬優妃
第2章 アタシと、ローナ村
286/777

2-≪ 162 ≫

≪ 162 ≫


 制服を脱ぐと、テレサさんが布を渡してくれた。

 お日さまの匂いがする、ふかふかした布だった。アタシの世界のタオルのようなものかもしれない。


「はい、どうぞ」


 身体を拭いていると、テレサさんが折りたたんだ服を差し出してくれた。

 広げてみると、ちょっとアタシのサイズより大きい。


「娘のものなんだけれど……」

「そうなんですか。……ありがとうございます。お借りします」


 娘さんはどうされてるんですか?と聞こうと思ったけれど、やめた。

 「娘のもの」と言った時のテレサさんの微笑みが、どこか寂しげだったから。



★チヒロは【 Key word 】の1つ、【 服 】を手に入れました。





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