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お言葉に甘えて、アタシとフジサキは椅子に腰掛けた。
そのまま会話はピスタさん達の旅話になった。
2人の故郷であるディス・ノグディスのことから始まり、初めてイオ・ヒュムニアにやって来た時の事、メッカ・バスカーナの砂漠地帯で砂丘を泳ぐ巨大な魔物に襲われ危うく死にはぐった事など、ハラハラドキドキの冒険実録だった。
アタシは自慢げに語るピスタさんを素直に尊敬した。
小学生にしか見えない彼だがその度胸と勇気はまさに漢の一文字だ。
『ピスタさん』改め『ピスタ兄貴』とお呼びしたい。
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