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「巫女様の功績を讃え、今日は村を上げて歓迎の宴を行う! 皆の者、準備を始めよ!」
ロイズさんのこの一言で、村人全員が参加する『終末の巫女』様を歓迎する宴が開かれた。村のメインストリートが美しく装飾され、広場には大量の食事と酒が用意された。
さらに、宴のために牛一頭を潰したらしい。
伝染病や魔物の被害で減ってしまった貴重な家畜なのに、申し訳ない気持ちになった。
飲めや歌えやの宴会状態になった広場。たくさんのテーブルが並べられた最前列に、一段高い主賓席が設置され、アタシとフジサキはそこに座らされた。
村の人々が代わる代わるやって来て挨拶をしてくれたり、賛辞や感謝の言葉を言われたり、用意されたグラスに酒を注がれた。
未成年だから、お酒はちょっと……と遠慮していると、この世界では15歳で成人らしく、酔った年配の村人に『俺の酒が飲めないのか』状態で飲まされた。
隣村の特産品だというブドウ酒は香りが良く、程よい甘みがあって調子に乗って飲みすぎてしまった。
●○●CHOICE TIME!●○●
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