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JKのアタシが異世界転移(以下略)ゲームブック版  作者: 加瀬優妃
第2章 アタシと、ローナ村
247/777

2-≪ 123 ≫

≪ 123 ≫


 何て書いてあるのかわかんないな。


「ピスタさん、あれ何ですか?」


 アタシは看板のそばの豪華な箱を指差すと、思い切ってピスタさんに聞いてみた。


「はい、ディス・ノグディスの精霊樹林原産の『精霊石』の欠片でございます」

「精霊石……」

「欠片ですので、大幅に値引きしまして金貨50枚でございます」

「あぃえぇええええ!!?? 金貨50枚!?」


 つまり、日本円で500万円!? 欠片1個の値段で車が買えて、おつりが来ちゃう。

 とんでもない額にアタシは思わず叫んだ。

 欠片でこのお値段。じゃぁ完品だったら一体いくらするんだ? そもそも買う人なんているのか?

 王都や大きな町ならともかく、この近辺の村には金貨50枚なんて金額が出せる人はいないだろう。

 溜息しか出なかった。








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