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投げかけられる思い思いの感謝の言葉にどうしようと動揺していると、フジサキに両肩を掴まれた。
「フジサキ、何……」
「そのようにしておいた方が、村人に受け入れられやすい、と考えられたようです」
「……え……」
「ロイズ様にお任せしましょう」
「……」
まぁ、そうかもしれないけどさあ……。
アタシ、偽物だよ? 本当にいいのかなあ……。
「でも……」
思わず言いかけると、ロイズさんがアタシとフジサキの方を見てにっこりと微笑んだ。
……何か、何も言えなくなっちゃったけど……ま、いいか。
ロイズさんのこと、信じてみよう。
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