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アタシはピスタさんに会釈だけすると、1軒目の家に向かって歩き出した。
すると、『あ!』っと何かを思い出した表情をしたフジサキが、ピスタさん達の方に行ってしまった。
何やってんだアイツ……全く、端末機が意志と体を持つと予想外の行動を取るから困る。
「フジサキ、何処行くの?」
フジサキはアタシの呼びかけをスルーして、ソールさんに何やら話しかけている。
最初、突然話しかけてきたフジサキに警戒していたソールさんだったが二、三言会話をした後、何故かフジサキと一緒にアタシの方を見てどこか納得したような表情で頷いていた。
なになに? 何の話してんの? アタシには話せないことなの?
ハッ!! まさか、アタシの悪口? いや、フジサキに限ってそんな事……ないよね?
信用してもいいのよね? 本当に悪口だったら、アタシ泣いちゃうよ?
●○●CHOICE TIME!●○●
「仕方ない、1人で仕事に向かおう」
…… ≪ 42 ≫ へ進んでください。
「フジサキを連れ戻さないと」
…… ≪ 102 ≫ へ進んでください。




