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そして、3日目。
この日からアタシのアルバイト計画はスタートした。
当たり前だが、この村にハローワークなんてものはない。
そこでロイズさんに案内されながら村人達の家々に『何か仕事はないか?』と尋ねて回ることにした。
小麦の栽培が主な収入源のこの村は、殆どの人が農作業に出ている。
村の中央には村共同の牧場があって、牛や馬の世話は村人が交代でやっているらしい。
ちなみに、フジサキはここにはいない。家でロイズさんに頼まれた書類の整頓をしているようだ。
目の前の小麦畑では、村人が土を掘り返している。
「あれ、何をしているんですか?」
「今は種まきの時期ですね。種を植えるために、ああして土に溝を付けているのですよ」
「へぇ……」
この村はやっぱり農作業が主体なんだから、それをお手伝いするのがいいかもしれない。
「農作業のお手伝い、という仕事はどうでしょうか?」
「そうですね……聞いてみましょうか」
ロイズさんが村人に声をかけ、アタシにも仕事をさせてくれ、と説明してくれた。
村人は最初「巫女様に、そんな……」と遠慮していたけど、ちょっと強引に手伝わせてもらうことにした。
●○●CHOICE TIME!●○●
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