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JKのアタシが異世界転移(以下略)ゲームブック版  作者: 加瀬優妃
第2章 アタシと、ローナ村
194/777

2-≪ 70 ≫

≪ 70 ≫


 沈黙が痛くなってきた頃、老人はふと穏やかな口調で再び口を開いた。


「巫女様ではない……それでも貴方様は村を危機から救ってくださった恩人。むげには出来ませぬ。何か事情があるご様子ですし、服も濡れてしまっています。乾かした方が良いでしょう。そのためにも我らの村にお越しください。お話はそれからでも宜しいでしょう?」


 その言葉にアタシは老人を見つめた。目じりに皺を寄せて微笑んでいる。

 とても優しい目だ。

 良かった。この異世界で初めて出会った人がこのお爺さんで。

 胸の奥がほんのり温かくなった、そんな気がした。



★チヒロは【 Key word 】の1つ、【 温 】を手に入れました。



「はい、ありがとうござ……へッ、へっくしょい!」


 いい雰囲気の中で、心から言おうとしたお礼がくしゃみで台無しになった。

 アタシの馬鹿野郎……。





                        ~ 1st Scene End ~



★チヒロの【 Key word 】を必ず記録しておいてください。


 このまま、≪ 35 ≫ へ進んでください。

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