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JKのアタシが異世界転移(以下略)ゲームブック版  作者: 加瀬優妃
第2章 アタシと、ローナ村
193/777

2-≪ 69 ≫

≪ 69 ≫


 話すことが尽きて黙り込んでしまったアタシを見て、フランツ副隊長は静かに口を開いた。


「なるほど。確かに、(にわ)かには信じがたい話だ……」

「でも、これが事実なんです。アタシはティルバ連合のスパイなんかじゃない。ただ、元の世界に帰りたい……それだけなんです」


 話した事を否定されたような気がして、考え込んでいる素振りを見せるフランツ副隊長に、アタシは力なく訴えた。

 今日の午前中まで、アタシの異世界ライフは円滑で最高潮だった。

 それが午後には急降下し、0を通り越してマイナスを振り切った。

 まさに人生のジェットコースターだ。でも落下するのがあまりにも早すぎる。

 まだ、たったの1週間だ。救世主として崇められていたのに、一気に一国家を揺るがす大罪人になってしまった。

 もし、この異世界にも神様が存在するのなら、アタシに何の恨みがあるのだろうか?

 因縁にも程がある。





●○●CHOICE TIME!●○●


 「アタシはこれからどうなるのかな」

       …… ≪ 83 ≫ へ進んでください。


 「フジサキはどうしてるのかな」

       …… ≪ 125 ≫ へ進んでください。

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