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JKのアタシが異世界転移(以下略)ゲームブック版  作者: 加瀬優妃
第2章 アタシと、ローナ村
184/777

2-≪ 60 ≫

≪ 60 ≫


 午前の子守りが終わり、アタシは帰路についていた。

 フジサキはいない。マルタさん家のルーシーちゃんが

「まだ遊ぶ~」

とグズってフジサキの服を離さなかったからだ。

 ちょっと時間がかかりそうだったから、「とりあえずなだめてあげなよ」と言ってフジサキをマルタさん家に置いてきた。

 さて、あの角を曲がって、ちょっと行けば村長さんの家だ。

 荷車を持ってこないとね。次は、『巫女様デリバリー』だ。


「ん?」


 村長宅の門前に、3頭の馬が路駐されている。

 荷車を出すのにちょっと邪魔な位置だな。誰か、違反切符とレッカー移動をお願いします。

 どう見ても農耕用の馬ではない。この村のお客さんではなさそうだ。


 歩調を速めて村長宅に急いだ。門付近の柵に手綱で繋がれていた馬を観察してみる。

 すると馬についた鞍に見覚えのある紋章が描かれていた。

 はて、何処で見たんだったか? うーん、思い出せない。


 首を傾げながらも門をくぐり、庭先の荷車のところに行く。

 すると、玄関先に人がいるのが見えた。白銀に輝く甲冑を着た3人組だ。

 その甲冑が太陽光を反射して、かなり眩しい。

 後光が差してるみたいで思わず、拝みたくなる様な神々しさだ。


 そこでやっと思い出した。

 この世界に来た日、森の中で魔物に追い詰められた時、魔物を撃退してくれた人達だ。

 間違いない。あの時は本当に助かった、ちゃんとお礼を言わないといけないな。

 確か、この辺一体の村々を治める領主が魔物討伐のために王都から派遣してもらったという討伐隊。

 そんな人達が、この村長宅に何の用だろう? 何かあったのだろうか?

 その中の一人が今まさに、玄関の扉をノックしようとしている。





●○●CHOICE TIME!●○●


【 Key word 】の【 討 】を使いますか?


  使う   …… ≪ 124 ≫ へ進んでください。


  使わない または 持ってない

       …… ≪ 82 ≫ へ進んでください。

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