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「ロイズさん、子供たちの読み書きって……各家庭でそれぞれ教えてるって聞いたんですけど」
夕食時。アタシは思い切ってロイズさんに聞いてみた。
「そうですね。ですから……読み書きができないまま大人になった者もいます。ウェンデール王国から届いた文書での報せは、村長であるワシが村人に伝えていますね」
「ふうん……」
フジサキはロイズさんのそういう仕事を手伝ってるのかな。
だったら……。
「フジサキ、寺子屋わかる?」
「江戸時代の上方において、寺院で手習師匠が町人の子弟に読み書き・計算等を教えた学問施設ですね」
「そう、それ。午後の時間はソレできないかな? アタシも習えるし」
「できますが」
「何と!」
ロイズさんが驚いたように手にしていたフォークを取り落とした。
「村の子供たちに読み書きを?」
「駄目ですかね?」
「いや、大いに結構ですよ。これは楽しみですな! 本当にありがとうございます」
ロイズさんはお礼を言うと、はっはっはっと大きな声で笑った。隣のテレサさんも、にっこりと微笑んでいる。
思い付きだけど……『巫女様』としては、村のためになりそうなことをやらないとね。
……って、やるのはフジサキなんだけど。
★チヒロは【 Key word 】の1つ、【 礼 】を手に入れました。
※すでに持っている場合は、何も変化はありません。
※【 Key word 】がMAXの20個だった場合は、もっとも古い【 Key word 】を破棄し、【 礼 】を入手して下さい。
「フジサキ、これでアタシも一緒に勉強すればいいよね?」
「なかなか良い案なのではないかと思います、マスター」
フジサキの言葉に、アタシはちょっと嬉しくなって頷いた。
待ってろよ、リク、メアリ!
巫女様は頑張っちゃうからね!
●○●CHOICE TIME!●○●
【 Key word 】の【 夢 】を使いますか?
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