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「ねぇ、フジサキ。あの看板、何て書いてあるの?」
勉強中って言ってたけど……読めるかな。
隣にいるフジサキの肩を叩いて看板を指差すと、フジサキは看板をしげしげと見つめてから向き直った。
「『今回』はわかりますが、その先がわかりませんね」
「そっか……」
「あ、気づかれましたか?」
他のお客さんの相手をしていたピスタさんが、アタシとフジサキの方に振り返った。
「お客様、お目が高いですね。この商品は本日の目玉商品でございまして、とある筋から入手した物でございます」
「『目玉商品』……ああ、あれはそういう文字でございますか」
フジサキが何かを納得したようにふむふむと頷く。
今も勉強中らしい……。
★チヒロは【 Key word 】の1つ、【 語 】を失いました。
★チヒロは【 Key word 】の1つ、【 勉 】を手に入れました。
「あの……目玉商品って、どんな一品なんですか?」
アタシは看板を指差すと、思い切ってピスタさんに聞いてみた。
「はい、ディス・ノグディスの精霊樹林原産の『精霊石』の欠片でございます」
●○●CHOICE TIME!●○●
【 Key word 】の【 砂 】を使いますか?
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使わない …… ≪ 159 ≫ へ進んでください。
持ってない …… ≪ 67 ≫ へ進んでください。




