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JKのアタシが異世界転移(以下略)ゲームブック版  作者: 加瀬優妃
第2章 アタシと、ローナ村
153/777

2-≪ 29 ≫

≪ 29 ≫


「ヴァルベイン帝国は……技術を独り占めして、何を狙ってるんですか? 大陸の征服ですか?」


 それだけの技術があったらあっという間にできそうだけど。

 不思議に思って聞くと、ピスタさんは首をぷるぷると横に振った。


「ヴァルベイン帝国は、イオ・ヒュムニアの統一には関心がありません。もっぱらゼオス・ゼロスへの到達を目標に掲げて、日夜進行を続けているそうです」

「へぇ……」


 眼中にないってか。ますますやな感じだ。



★チヒロは【 Key word 】の1つ、【 壁 】を手に入れました。

※【 Key word 】がMAXの20個だった場合は、もっとも古い【 Key word 】を破棄し、【 壁 】を入手して下さい。



「まぁ、ヴァルベイン帝国に入ることはかなり難しいでしょうね。風の噂で聞いたところによれば、大国の国王は年に1度開かれる大陸会議なる催し物で入国できるそうです。それ以外となりますと……魔術に相当長けた人物か、ドラゴンと契約を結べた方でしょうかね。それ以外には思い当たりません」

「え? ドラゴンと契約するってそんなに凄い事なんですか? てか、ドラゴンって魔物じゃないんですか?」


 アタシは驚いた。

 アタシの中のドラゴンと言えば、知能が低くて何にでもとりあえず攻撃する凶暴な生き物のイメージがある。

 ダンジョンの奥で勇者の行く手を阻んだり、何とかハンターとお供のネコに狩られて素材を剥ぎ取られたり、一番良いイメージで召喚師や竜騎士と一緒に戦う召喚獣ってところだ。

 ピスタさんにアタシのドラゴン観を説明すると、彼は真っ青になって首を横に振った。


「何を言うんですか、チヒロさん。良いですか? ドラゴンとは《ゼオス・ゼロス》から4つの大陸が創世したのと同次期に誕生した最古の種族です。魔物などと一緒にしては駄目です。この世界で最も偉大で聡明な種族なのです。ワイバーンなどと一緒にしたら……考えるだけでも恐ろしい」





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