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JKのアタシが異世界転移(以下略)ゲームブック版  作者: 加瀬優妃
第2章 アタシと、ローナ村
152/777

2-≪ 28 ≫

≪ 28 ≫


 5日目。今日もとても気持ちよく晴れた、いい天気だ。

 午前10時、アタシはテレサさんとフジサキに見送られ、子供達を迎えにいった。

 広場では、今日もピスタさんとソールさんが商売をしている。

 二人に軽く手を振ると、1軒目の家の扉をノックした。


「おはようございます、ヤードさん」

「おはようございます、巫女様。今日もよろしくお願いいたします」

「あの、それでですね……」


 アタシは昨日ロイズさんにも話した『寺子屋フジサキ』のことをヤードさんに説明した。


「まぁ、素敵ですね! 上の子にも行かせたいわ」

「でも、畑の手伝いとかあるんじゃ……」

「そうですね。でも、手が空いているようなら行かせますね。ウチの子、全然覚えてくれなくて……」


 そのあとしばらくヤードさんの世間話にとっ捕まったけど、アタシは全然、苦にならなかった。

 アタシが考えたことを皆が喜んで受け入れてくれるのが、本当に嬉しかったんだ。





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