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「さて、フジサキさんから大体のお話は覗いました。にわかには信じがたい事ですが……と、その前にお名前を聞いてもよろしいかな?」
そうだ、名前。自己紹介がまだだった。
ロイズさんはフジサキの名前を知っていたから、もう自己紹介を済ませたのだろう。
多分、アタシのことも紹介済みだろうが、こういう事は本人がちゃんとするのが礼儀だ。
「も、申し遅れました。アタ……私、宮間千尋と言います。着替えのお洋服、ありがとうございます。えぇっと……よろしくお願いします」
いざ自己紹介をしてはみたものの、緊張してしまって何を言えばいいのか迷ってしまった。
とりあえず、お礼を言って頭を下げた。
「大分、緊張なさっているようですな。もっと気楽になさってください。先に聞いておりましたが、あなたの世界ではファミリーネームを先に名乗るそうですね。では、チヒロさんとお呼びすれば宜しいですかな?」
●○●CHOICE TIME!●○●
「それでよろしくお願いいたします」
…… ≪ 147 ≫ へ進んでください。
「とんでもない!」
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