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JKのアタシが異世界転移(以下略)ゲームブック版  作者: 加瀬優妃
第2章 アタシと、ローナ村
132/777

2-≪ 8 ≫

≪ 8 ≫


「……どうって……」

「うん?」

「素敵な名前ですよね。とても立派な……」

「ふうん……」


 精一杯、愛想よく答えると、フランツ副隊長はまじまじとアタシの顔を見つめた。

 な、何だよ……。アタシ、何か変なこと言ったか?


「残念ながら、君を王国に連れていくしかなさそうだ」


 そう言うと、フランツ副隊長は椅子から立ち上がった。

 冷たい――射抜くような目で、アタシを見つめている。


「……残念だよ、チヒロ。……可愛い素敵な女性だと思っていたのに」

「え? 何? え?」


 この後、アタシはロイズさんにも、フジサキにも、会うことはなく……ウェンデール王国に連れていかれることになってしまった。



                            <Bad End>




◆加瀬優妃からのコメント◆


 愛想を言うのは、チヒロらしくない。……そういうことですね。


★チヒロは【 Key word 】の1つ、【 媚 】を手に入れました。


 ≪ 83 ≫ からやり直しです!

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