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JKのアタシが異世界転移(以下略)ゲームブック版  作者: 加瀬優妃
第2章 アタシと、ローナ村
127/777

2-≪ 3 ≫

≪ 3 ≫


「あ……ちょっとお待ちくださいね」


 ロイズさんがよくても、アタシが認めん。

 ロイズさんの話の腰を居たたまれない気持ちでいったん折ると、アタシは席を立つ。

 そのまま一直線に向かうは、一心不乱に本を読み耽っているフジサキのもと。


「おいコラ、フジサキ! 本読んでないで、お前もちゃんと話聞けやッ!」


 そう言って、フジサキから本を奪い取る。

 フジサキの身長が高いせいで下からアッパーをする様な形になった。

 これは、完全にかの有名な昇竜拳の動き。コマンドは『→↓↘(前・下・斜め前)+パンチ』だ。


「やはり、聞かねばなりませんか?」

「当たり前でしょ! アタシは、そんな失礼な子に育てた覚えはないよ!」

「はて? 私、マスターに育てていただいた覚えなど、これっぽっちもございませんが?」

「涼しい顔して、煽ってくんのやめてくれない? おおん?」

「ほほほ、お二人は仲がよろしいのですね」


 そんなアタシ達を見て、ロイズさんが笑った。


「そうでもないですよ。ほら、フジサキお座り!」

「マスター、私は犬ではございません」

「だまらっしゃい! この本はロイズさんのお話が終わるまで没収!」

「ほほほ」


 こうして、ロイズさんの異世界講座は最後の話に突入したのだった。





 このまま、≪ 180 ≫ へ進んでください。

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