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【書籍化】庭に出来たダンジョンが小さい! ~人間は入れないので召喚モンスター(極小)で攻略します~   作者: フーツラ


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手荒い歓迎

取り急ぎ! 後で修正するかも!

勝負は一瞬だった。


リザードマンは斬り飛ばされた腕を呆然と眺めている。それはその召喚者も同じだ。時が止まっているかのように口を開けたまま、何もしない。


しかし、対峙する凶々しい鎧のモンスターは違う。コロッセオの中をゆっくりと進み、鎧の擦れる音が響く。こいつ、普通のリビングアーマーじゃないな。その鎧は悪魔が大口を開けているように見える。レアモンスターだ。


「センパイ。何をわからせるって?」


新入生は口元を歪めて笑う。召喚モンスターも同調し、その鎧に浮んだ悪魔の顔も笑っているようだ。


「……あ、あぁ」


早く召喚を解除しろ! 何をグズグズしてるんだ! これ以上やられたらリザードマンは本当にヤバイぞ!


「さーて、もう一本の腕ももらっとくかー」

「ちょっとテツオ! やりすぎよ!」


カップルの女の方が止めようとするが、悪魔のようなリビングアーマーは止まらない。一歩、また一歩とリザードマンに近づく。


「センパーイ、かーくーごー」


馬鹿にするような新入生の掛け声を聞いて、ギャラリーから悲鳴があがった。手で顔を覆っている者までいる。しかし、リザードマンの召喚者は動かない。動けない。何かおかしい。まさか、あの悪魔のリビングアーマー、召喚者にまで何か影響を及ぼしてないか?


「そーれー」


リビングアーマーの持つ剣が振り上げられる。もう見てられない!


「いい加減にしろ! もう勝負はついてるだろ!!」


声を上げると、バッとギャラリーの視線が俺に注がれた。俄にざわつく。


「なんだ? このセンパイのお友達か?」


「いや、無関係だ」


「じゃ、モブ顔らしく大人しくしてろ」


こいつ、本当に生意気だな。てか、俺のことを忘れてないか!?


「ちょっとテツオ! あれ、Mの人よ!!」


そうだ! 俺はMの人だ! いや、ちょっとそれも違うぞ! 複雑だな!


「あー! 思い出した! SMCの腰抜け召喚者だっけ? 」


「誰が腰抜けだ!」


「Mセンパイのことだが?」


新入生とその召喚モンスターはリザードマンには興味をなくしたように、完全にこちらと相対した。ハッと気がついたように"血の誓約"の副代表がリザードマンを召喚解除する。やはり変だな。あの鎧のモンスター、何かあるぞ。コイツら、危険だ。なんとかしないと。


「まだやりたりないようなら、俺が相手になってやる」


ォォオオオ!!


さっきまで静まり返っていたギャラリーが息を吹き返した。


「いいぜ、Mセンパイ。俺がこの大学で最強の召喚者ってことをこの場で証明してやる」


俺は懐から召喚石を取り出した。

全てのストレスをこの作品にぶつけた!


『肛門ダンジョン』

https://book1.adouzi.eu.org/n5928hl/

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― 新着の感想 ―
[良い点] 一筋縄ではいかないかんじか……続き待ってます! [一言] てっきり劣化した酒呑童子がでてくるもんだと
[気になる点] むしろ免許持ちが問題おこしたら特定が早くなるし取り上げられてもモンスター使うようなら罰則適用されるだろうから どのみち必要な措置ではあったでしょ、 というか人格面まで考慮してる資格試験…
[気になる点] こんな性格でも免許取得できるんなら あんま意味無い制度ですね
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