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僕は異世界で美幼女姫様と刑事をする。〜異世界における科学捜査の手法について〜  作者: GOM
最終章 捜査その10:僕は美少女姫様と異世界で刑事をする!

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第48話 最終決戦! その2:ロボ無双!

「全員、揃っておるのじゃな。各自、システムチェックなのじゃ! 『槍』や、お疲れ様なのじゃ。早くここから逃げるのじゃ!」


「チエ姉貴。俺は、リタちゃん達の守護が仕事だぞ。そのリタちゃんや姉貴が戦うのに、俺だけ逃げるのは(しょう)にあわないんだが……」


 8機のM2改号は少し広まった通路、おそらく無人自動機が内部でメンテナンスを行う際に使う場所に待機している。

 機体外には空気も存在している。

 どうやら装甲破口部分にも微弱ながらシールドを張っていて、空気漏れを防いでいるようだ。


「なに、ワシらは機体を失っても死なないのじゃ。それにワシがリタ殿と同じ機体内におるから、絶対安全なのじゃ!」


「『槍』おにーさん、ありがとう。わたし、大丈夫だから魔神王様を助けてあげてね」


 チエとリタが乗る魔法少女風なピンクの機体、7号機は女の子っぽい動作をする。


「そうか。じゃあ、皆死ぬなよ!」


「『槍』殿こそ、気をつけるのじゃ!」


 リーヤの言葉を聞いて空間跳躍する「槍」。

 その直後に、通路の奥から音が聞こえてくる。


「そろそろ御接待共が来るようじゃな」


「チエさん、要塞ネットワークに侵入成功ですぅ! 皆さんにデータリンクをしますの!」


 先ほどからマムとフォルが搭乗する純白の指揮・電子戦タイプ5号機はケーブルが通っているであろう壁に指先からワイヤガンを打ち込んでいる。

 そして僕のイルミネーターに要塞内地図が表示された。


「無人兵器は別システムなので、停止させるのは無理ですぅ。ごめんなさい」


「いえいえなのじゃ、フォル殿! これで目標を決められるのじゃ! まずワシらは、この先にある第2補助炉を目指すのじゃ!」


「後10秒で、この先四つ角から敵が出てきます! お気をつけて」


「では、みなの衆。パーティタイムなのじゃ!」


「うふふ。楽しみね」

「ええ、そうですわね」


 マユコ・マムがにんまりと笑うのがモニター越しに見える。


 ……ひぃ。敵よりも味方の方が怖いかもぉ。


「3,2、1。ファイヤー」


 8機の機体から銃弾が放たれ、四つ角から飛び出した球形のロボットへ突き刺さった。


  ◆ ◇ ◆ ◇


「まさか、外で戦う魔神王を囮にしてロボットで要塞内に進入してくるとは想定外でしたね。バトラー、対処を」


「はい! デビット様。現在、敵近くの自動無人兵を全て送っています。前回の魔神王同様、数で押しつぶします」


 面白そうに戦況を眺め、バトラーに指示を出すデビット。


「さて、チエが知ってて、その手にまた引っかかるとは思えぬが……。ほう、やりおるのじゃ!」


 魔神女帝はCICのモニターでチエ達のロボットの活躍を見て感嘆の声を上げた。


  ◆ ◇ ◆ ◇


「カモ撃ちなのじゃ。タケ、どんどん撃つのじゃ!」


「リーヤさん。残弾管理もあるんですから、無駄弾は撃ちたくないですよ」


 通路には、僕達が撃った後の25mm弾薬莢と、弾痕が穿かれた球形や人型モドキの金属人形達が転がる。


「まずは一区切りなのじゃ! では、ここから先の指揮はマム殿に任すのじゃ!」


「でしたら、皆さん行きますわ。フォーメーションA。3号機(コウタ)4号機(ヴェイッコ)を先頭に。続いて中盤にわたくし5号機、1号機(タケ)2号機(マユコ)


 マムはフォーメーション指示を出す。


「後方、7号機(チエ)8号機(陛下)殿(シンガリ)は、6号機。アヤメさん御願いしますの」


「らじゃー!」


 8つの機械人形達は一路、補助動力炉を目指した。


・・


「2号機、ガトリング弾切れ。今から下がって補充入りますの」


「代わり、余、いや8号機が入るぞ!」


 僕達は敵を撃破しながら、前へ前へと進む。

 前衛では、青緑の和風装甲な3号機、コウタが日本刀型単分子ソードで敵を切り、漆黒装甲の4号、ヴェイッコ機がナックルとパイルバンカーを駆使して敵を(ほふ)る。


 中盤では、僕が確実にアサルトチェーンガン(M242)の一発でゴレムを撃破している中、陛下が駆る紫色の8号機は、両肩の25mmガトリング(GBU-22/A)を起動させ、文字通り「弾丸の雨」を降らす。


「補充終わりましたわ。陛下、交代ですの。さあ、ぶん殴りに行きますわよ」


「うむ、では、余も補充するのだ」


 弾丸補充が終った真紅の2号機、マユコは両腕のドリル状のカバーつきガトリング砲(GBU-12)を、ぶんと振り回す。

 LAHAT対戦車ミサイルランチャーも装備し、装甲も重めな2号機であるが、前衛の2人と変わらぬ動きで敵ロボに肉薄し、ドリルをぶっ刺しては接射ガトリングを叩き込む。


「わたしは出番無しね。前衛、交代しませんか?」


 殿(しんがり)を務めている黄色の6号機、アヤメは両手に持つ銃剣付きのアサルトカービンをくるくると回し、ガン○タっぽい動きをする。


「では、拙者下がるでござる。パイルバンカー補充するでござるよ」


 黒い機体と入れ替わった黄色い機体は、びゅんと前に踏み込み、すれ違いザマに敵に接射をして撃破した。

 そして、敵の攻撃を舞うような動きで裁く。


「残り敵数わずか。7号機、殲滅御願いします!」


 大きなセンサーマストをウサギ耳のように持つ純白の指揮・電子戦機体、5号機のマムは撃ち漏らしている敵をアサルトカービンで撃破しながら、指揮を行う。


「うん! わたし、いっくよー!」


 ピンクな魔法少女機体7号機は両手に持った大きな杖を前に差し出し、魔力を貯める。


「ぶらすたー・てんぺすと!」


 杖に収束されたピンク色の魔力弾は、リタのコールで分裂して各々が敵を目指してホーミングしていき、敵の群れを一撃で殲滅した。


「よし、敵の第二陣は壊滅させたのじゃ。一端メインパイロットは休憩なのじゃ! サブパイロットは、その間に各機体のチェック、弾丸補充をするのじゃ!」


「ふぅ。リーヤさんお疲れ様です」


 僕はチエの指示でイルミネーターを狙撃モードから解除し、一息を入れる。


「タケこそ、お疲れ様なのじゃ! 此方(こなた)仕事あまりないのじゃ! もっとタケを助けたいのじゃ」


 少し下がった前部座席に座るリーヤは機体チェックを走らせながら、僕の方を心配そうに見上げる。


「僕は、今日楽してますよ。無理な高機動もしないし、動きが遅い敵を近くで撃つだけですものね」


「でも、疲れぬ訳は無いのじゃ! 此方、タケが心配なのじゃ!」


 可愛い顔に憂いを見せるリーヤ。


「僕は、リーヤさんと一緒に戦えるだけで嬉しくて無敵モード中ですよ。大丈夫、ここまでで第一目標経路の半分。チーム全体の弾薬消費量やバッテリー残量も想定以下。後は頑張るだけです」


 僕はにっこりとリーヤに笑いかけて、ドリンクを一口飲む。


 ……このままで終わるはずもないよね。さて、反応炉前に何が居るのやら。


「皆さん、休めましたか? では、このまま第2補助炉まで一気に行きますわ!」


「あい、まむ!」


 僕達は、更に要塞奥深くへと踏み入った。

「あまりに上手く行き過ぎておるのが、逆に心配なのじゃ!」


 チエちゃん、心配症ですね。


「いくら、こちらは撃墜されても死なぬとはいえ、油断は禁物。恐らく、こちらの目標をそろそろ把握しておるのであろう。絶対に強敵が待ち構えておるのじゃ。後は防護シャッターなどでの部隊分断が考えられるのじゃ!」


 確かに、そのあたりが定石ですね。


「しかし、罠は踏み破るしかないのじゃ! 行くのじゃ、お人よし異世界戦隊の勇者たちよ!」


 チエちゃん、異世界戦隊ってのお気に入りなんですね。

 最近良く使ってますし。


「うむ。もう一度、爆発バックに名乗り上げもしたいのじゃ!」


 どうしましょうか。

 まあ、最終回辺りのネタでも使おうかな?


「期待しておくのじゃ!  そういえば、ファンアートを書いてくださっておる池原阿修羅殿からもリーヤ殿の泣き笑いがリクエストあったのじゃ。これも頼むのじゃ!」


 了解です。

 では、続きは明日に!

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