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僕は異世界で美幼女姫様と刑事をする。〜異世界における科学捜査の手法について〜  作者: GOM
最終章 捜査その10:僕は美少女姫様と異世界で刑事をする!

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第46話 巡査部長は、機動兵器教官となる!

「じゃあ、母さん、カナ。行ってきます!」

此方(こなた)、絶対タケを守るのじゃ!」


 僕とリーヤは、一晩僕の実家で母や妹と話し合った。

 そして、2人が離れ離れになってからの事一切を、隠し事無く説明した。


「タケシ、大事な事はちゃんとわたしでなくても誰かに相談しなさい。リーヤちゃん、こんなバカだけど、ウチの子を頼みます」


「おにーちゃん。今度も無事に帰ってきてね。リーヤおねーちゃん、ホントおにーちゃんのところに帰ってきてくれて、ありがとー。リーヤおねーちゃんが居ない頃のおにーちゃんは、正直見ていられなかったんだぁ」


 母と妹は、少し涙ぐんでいる。


「ホント、母さんとカナには心配掛けてごめん。もう僕は大丈夫。デビット・ウォンの野望を絶対止めて、もう一度2人に会いに帰ってきます」


「お義母(かあ)様、カナ。此方、もう絶対にタケから離れないのじゃ! 今度2人に会うときは、タケとの結婚相談をするのじゃ!」


 僕の腕をしっかり抱え、「ふくらみ」を押し付けるリーヤ。

 すっかり僕の「妻」のつもりの様だ。


「そうね。リーヤちゃんの成長が案外早いから、そういう話も近い未来の事なのかもね」


「おかーさん、わたし言ったでしょ。案外早いかもって」


 母は、以前よりも自分の身長に近くなったリーヤの頭を優しく撫でた。


「ありがとうなのじゃ!」


 そうして僕達は、再び「戦場」へ帰った。


  ◆ ◇ ◆ ◇


「なるほど。要塞が転移で撤退する時に『(ランス)』さんが、自分の槍を投げて要塞に突き刺したのですね」


「なのじゃ! 『槍』が自らの力で体内から作り出したものじゃから、身体から離れても繋がっておるのじゃ! 今も要塞に突き刺さっておって、宇宙空間での座標や現在の要塞の復旧状態も偵察にいった『槍』や他の魔神達からの報告で分かっておるのじゃ!」


 チエは、遠方より撮影された要塞の写真やその宇宙上での座標を提示してくれた。


 魔神(デーモン)族という強力な種族が味方で居てくれる。

 この事は、僕達にとって大きなアドバンテージになっている。


 ……チエさんやコウタさんに感謝だね。


「さて、タケ殿。要塞突入機体じゃが、このような装備で如何なのかや?」


 チエは、僕にM2シリーズの強化プラン及び武装を提示してくれた。


「そうですねぇ。今回は比較的狭い要塞内での長時間戦闘が想定されます。機動性よりは防御・装甲優先で良いと思います」


 僕が乗った初期型は、砂漠戦闘を想定して安定性強化・高機動型にチューンし、火力はやや控えめだった。


 今度作られた機体、チエによると低率初期生産モデルは、初期型ではランドセル部にあった大型スラスターを廃し、その代わりに肩部スラスターを大型化。


 装甲を含めて機体重心をやや上気味にし、最新の戦闘機同様に静安定性緩和(RSS)させるする事で運動能力向上(CCV)をより上げた形になっている。

 空いた背中ランドセルは、ウエポンラックと弾薬入れに活用している。


 ……チエさん、マジでこの機体量産するつもりなのかなぁ。販売とかは考えていないと思うけど……


「なに? ワシ、これを商売にしようとは思わぬぞ。今の機体はオーバーテクノロジー過ぎるのじゃ。これが世に流れたら、使えぬ国で死人が増えるだけなのじゃ」


 今でもドローン等ハイテク兵器が使える、使えないで戦死者の数が大きく異なる。

 戦場での無人兵器、遠隔操作兵器は、戦死者の低減化には繋がるが、より持てるモノが勝つ格差社会になろう。


「第一、どこぞのGの閣下ではないのじゃが無人兵器、心の無い兵器は『エレガント』じゃないのじゃ! 今回は絶対勝利せねばならぬ戦いなのと、敵に同種兵器がおらねばロボなぞ趣味の範囲で良いのじゃ!」


 戦いの虚しさを知り、人々を愛する魔神将(アークデーモン)チエらしい言葉だと僕は思う。


「ですね。僕もゲームだけで十分ですよ!」


「此方にも見せるのじゃ! ほう、どこぞのロボアニメの機体みたいでカッコ良いのじゃ!」


「ふーん、チエ姉ぇの趣味ってこういうんだね。ボクならこうするけど」


「わたしも見せてぇ、ナナお姉ちゃん。チエお姉ちゃん、これって魔法使えないの?」


「ナナお姉ちゃんもリタお姉ちゃんも、わたしに隠さないで見せてよぉ」


「あらあら。アンズ、それに皆でどうしたの? ふーん、チエちゃんは、こうするんだ。初期型もカッコよかったけど、今度もヒロイックね」


 僕とチエが相談している最中に、リーヤと岡本家の(かしま)しい母娘に囲まれた。


「皆さん、ちょ、落ち着いてくださいよぉ!」


「しょうがないのじゃ。母様(かあさま)達、岡本家の女性を停める事不可能なのじゃ! リーヤ殿は、真似せぬでも良いのじゃぞ?」


 わいわい楽しいロボ談義は、しばらく続いた。


  ◆ ◇ ◆ ◇


「さて、これから各員の機体配置及び特訓プランを発表するのじゃ!」


 チエにより、岡本家に再び「勇者」達が集められる。

 一部メンバーは、今回もネット会議での参加となっている。


「まずは……」


 チエが話し出したとき、急に会議回線に割り込みが入る。


「皆の衆、余の事を忘れてはおらぬか!」


「陛下!」


 画面上には偉そうにしている少年皇帝と、すまなそうにしているヒロが居た。

 なぜか、BGMに00Gのリミッター解除BGMが流れているのは、誰の趣味やら。


「何なのじゃ、陛下。今回の作戦は遠隔操作型ロボット兵器を使用しての宇宙空間要塞強襲なのじゃ。陛下では、何もお出来にならぬじゃろ?」


「それはちがうぞ、チエ殿! 余は、ヒロの協力でロボットゲームとやらを遊びつくしたのだ!」


「皆さん、ごめんなさい。陛下、隠れて生活なさっていた時、暇そうなので僕の所有するアニメ円盤見てもらったり、ゲーム遊んで貰ったんだ。そうしたら、すっかり(ハマ)っちゃって……」


 ……陛下、日本時代劇に嵌っていたから、アニメも嵌る要素あるんだよねぇ。これは困ったけど、ある意味チャンスかもね。


「ほう。なれば陛下は、ヒロ殿と対戦しても良い勝負なのかや?」


「はい、チエさん。今は4:6で僕が勝っているくらいです」


 10年以上遊んでいる、僕と同等の腕なヒロと互角なら、陛下はかなりの使い手となる。


「なれば、一台あった予備機を陛下仕様にするのじゃ! 全8機、機動兵器小隊の誕生なのじゃ!」


 ……確か航空機じゃ3から6機、戦車は3機で一個小隊だったっけ?


「よし。今回も面白い話に余を無視するのは面白くないのだからな。ははは!」


 少年皇帝が豪快に笑う中、画面の後ろではヒロ、キャロリン、アレクがペコペコとこちらに謝っていた。


「それでは、以下の人数割りで今回は行くのじゃ! 他の者はサポートや支援行動を御願いするのじゃ!」


 そしてメンバー割が公開された。


 1号機:僕とリーヤ

 2号機:マユコとアンズ

 3号機:コウタとナナ

 4号機:ヴェイッコとギーゼラ

 5号機:マムとフォル

 6号機:アヤメとタクト

 7号機:チエとリタ

 8号機:陛下とヒロ


「出来るだけ付き合いが長くて相性が良さそうな面子にしたのじゃ! 今から各員は、時間加速24倍の『マインドとタイムのルーム』にあるコクピットに入ってもらって、タケ殿にシゴイてもらうのじゃ! なお、体内年齢は通常時間どおりじゃから安心するのじゃ!」


 チエの選択は面白みはないけど、確実なパートナー同士だと思う。


 ……体内年齢は加速し過ぎると加齢しちゃうもんね。リーヤさんは成長したいから歓迎するかもだけど。しっかし、全然伏字になっていないや。


「皆さん、今回は必勝の構えで行きますので、一切手加減せずに教官として頑張りますので、宜しくです」


「では、修行開始なのじゃ!」

「おー!」

「今回は、案外難産だったのじゃ! 8人分の機体仕様考えておったら、困ったのじゃ!」


 ええ、私も困りましたね。

 だって、いくら未来の兵器といっても実弾主流ですから、弾薬とかは使用量から考えて既存兵器のを流用するのが普通ですからね。


「バッテリー+次元石魔力炉での稼動じゃから、ビームバンバンは難しいし、廃熱もバカにならんのじゃ! どうせ、向こうのゴレムはレオニード殿が使った機体の無人化なのじゃ。なれば、装甲が倍にはなるまいて」


 素材変更もいきなりでは難しいし、短期間で量産しなきゃならないから、同じ設計図を流用でしょうね。


「さて、明日は突入作戦回なのじゃ! 作者殿、気合入れて書くのじゃ!」


 はいです。

 では、また明日!

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