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僕は異世界で美幼女姫様と刑事をする。〜異世界における科学捜査の手法について〜  作者: GOM
最終章 捜査その10:僕は美少女姫様と異世界で刑事をする!

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第20話 巡査部長は、皆と相談する。

「では、敵の首領たる、ケラブセオン社長デビット・ウォンについてじゃ! 彼はアメリカ移民をした華僑2世として生まれたのじゃ……」


 チエの口からデビットの過去が語られる。

 それによれば、デビットは自らの経験から、今の世界が武力を好む者達によって荒らされているのを悲観し、自らが「王」となることで世界の武力をコントロールし、世界平和を目指そうとしているらしい。


「じゃから、デビットは無益な殺戮は好まず、逆に武力を好む者達の大半を無価値、生きている必要が無いモノと判断して、尖兵や非道な人体実験の(にえ)にしているのじゃ! じゃから、監獄強襲事件の際に脱獄させた者達は、利用価値が無くなった時点でモルモットとして使い潰したのじゃ。皇帝代行をやっておるセレウコス公爵の子息だけは、タケ殿によって失われていた四肢を義体化して親元へと返しておるのじゃ」


「では、リーヤさんも危ないのでは?」


 僕は、リーヤがどう扱われているのか心配になった。


「そこは、まず大丈夫なのじゃ。まずリーヤ殿が監禁された理由が、公爵のメッセンジャーじゃったレオニードへの貢物じゃったのじゃ。その後、デビット自身がリーヤ殿と会い、その賢さや能力、美貌に惚れてビジネスパートナーとして欲しがったのじゃ! 更に伯母上もリーヤ殿を気に入ったのじゃから、まずは安心なのじゃ。今では、ワシの本体を船内に釘付けにする人質でもあるのじゃ」


 既にチエの正体はバレており、アメリカでの研究施設での正々堂々な決戦をデビットは望んでいるらしい。


 ……正々堂々って言うけど、信用できないよね。


「チエさん。まず確認したいのですけど、デビットは地球で王となりたいということまでは分かりましたの。でも、どうして帝国まで巻き込むのでしょうか?」


「マム殿、それはワシにも分からぬのじゃ。確かにデビットは不老不死の力としての魔族化を狙っておる。その為の試料や実サンプル、リーヤ殿や他の魔族種のDNAデータが必要じゃったのではとは思うのじゃが、それ以外にも何か理由がありそうなのじゃ」


 チエは可愛く、こてりと首を傾げた。


「どうやら帝国内に大型プラントを建設しておるらしいのじゃ。ワシの管轄外じゃったので詳細は分からぬのじゃが、ヘリはプラント工事用の重機や運送ヘリに紛れ込ましたのは確かなのじゃ!」


「ふむ。余が邪魔だったのは、そのプラントとやらが原因かもな。一体何を造るものやら」


「ワシが分かった範囲では、密閉型の小型原子炉ユニット、自動工作機械、バイオ3Dプリンター辺りが搬入されておるのじゃ。後は、既に帝国内で稼動しておる他社の製鉄プラント、化学プラント、電子機械プラントとの間に高規格道路を作ったらしいのじゃ! おそらくは、兵器プラントのようなのじゃ!」


 どうやら異世界をも制覇するのがデビットの望みらしい。


「でしたら、あまり時間をかけずに勝負に出たいですが……」


「ワシもそうしたいのじゃが、異世界帝国ならいざ知らず、地球ではデビットを倒す大義名分が『まだ』無いのじゃ。そういう訳じゃから、タケ殿もう少し辛抱するのじゃ」


「はい! では、僕もお手伝いしますね。さし当っては……」


 僕も待っているだけはイヤだから、動こうと思った。


「では、タケシ君がするのは、引越しかしら?」


「はい? マユコさん。それはどういう事ですか?」


「タケシ君、ウチのアパートに引越ししたら良いの。絶対安全だし、通勤も遠くないし。ちょうどフォルちゃんの隣空いているから、来てね。お安くしておくし、晩御飯も付けるわよ!」


「それは良いのじゃ! ワシもすぐに相談できるし、安全安心。それにタケ殿。リーヤ殿を救出後は、一緒にイチャつく部屋も欲しいじゃろ? R18にならなきゃOKなのじゃ!」


「タケお兄さんが、お隣なら安心なのぉ。弟も喜ぶのぉ」


「そうね、わたしもタケシ君の安全に不安があったから、こちらなら上司として安心だわ。それにわたしもマユコさんのご飯食べる理由が生まれるのぉ」


「アヤメ様、マユコ様。ウチのタケちゃんを宜しくお願いしますわ。ああ、羨ましいのぉ」


 僕があっけに取られている間に、どんどん話が進んでいる。


「マムぅ、アヤメさん。僕は皆様のオモチャじゃないんですよぉ! マユコさん、申し出はありがたいです。でも、ケラブセオンの監視とか大丈夫ですか?」


「そんなの、怖く無いわよ。だって、今日も全員捕まえたし」


「ワタシ、頑張ったよ!」


 ルナがガッツポーズを取る。

 彼女の視線の先を見ると、庭に直径1m強の糸団子が沢山並んでいる。


「えっとぉ。その糸団子が監視者達なのですね」


「そうだよ。麻痺毒仕込んで、ぐるぐる。アヤメ室長、後は御願いします」


「はいはい。また県警に話しておくわ」


 ルナ、以前僕を直接監視していた正岡(仮名)を確保している。

 彼はケラブセオンの社員では無く、私立探偵だった。

 今は保護されていて、暗殺から守られているので知っている事を全部話してくれた。


「さあ、ここからが逆転なのじゃ!」


「えいえいおー!」

「ここからは、ワシらの攻撃ターンなのじゃ! 無限ターンでどついたるのじゃ!」


 チエちゃん、本当に大丈夫?

 一民間企業と戦争をする大義名分をどうやって入手するの?


「そこは、ワシだけじゃ無理じゃ。母様、コトミ殿の協力、もしかすればアメリカのクロエ殿にも協力を願うのじゃ!」


 ホント、オールメンバーでの「喧嘩」ですね。


「これがシリーズ最終の戦いなのじゃ! 最大パワーで勝負せぬでどうするのじゃ!」


 えーっと、メタ発言にもほどがあるんですけど。

 それにチエちゃんの外伝とか書きたいのに。


「ワシの話は基本過去話じゃろ? まあ、新しい話でもワシは大歓迎なのじゃ!」


 という事で、明日の更新をお楽しみに!

 ブックマーク宜しくね。


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