表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
コミカライズ連載中【WEB版】享年82歳の異世界転生!?〜ハズレ属性でも気にしない、スキルだけで無双します〜《第11回ネット小説大賞 金賞受賞》  作者: ラクシュミー


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

95/562

95.お父様の同僚たち

新年パーティーも終盤になり招待客もまばらになって来た頃、お祖父様とお祖母様が私達の元へやって来た。

「どうだ?楽しんでいるか?」

と、お祖父様が私を抱き上げる。

「はい、お祖父様。」

「今から、ラウンジで元団員のメンバーと話すんだけど、あなた達もどうかしら?」


「「「行きたい!!!」」」

ジーン兄様、ヴィー、私が声を揃える。その後ろで、ノエル兄様とアラン兄様が頷く。



ーーーラウンジにて。


パーティールームの近くにあるラウンジには、既に6人の男性と2人の女性がお父様とエイブさんと談笑をしていた。お父様はラウンジに入って来た私達を見つけると、満面の笑みで手招きをする。

お祖父様達と共にお父様の元へ行く。


「みんな、改めて紹介するよ。ウチの両親は大丈夫だよね?では、こちらから長男のノエル、次男のジーン、ジュリエッタの所の長男アランドルフ、次男のヴィンス、そして私の食べちゃいたいぐらい可愛い天使のジョアンだ。」

お父様…かなり酔ってますね。後で、怒られるわね。既にお祖母様の目が笑ってない…。

ノエル兄様達が挨拶をし、最後に私がカーテシーで挨拶をする。すると、大柄な男性から挨拶をしてくれる。


「私は、ドミニク・ディーゼル。元魔物討伐団団長で君達のお父さんの上司だったんだ。これは妻のレティ・ディーゼル。宜しくな。」

スキンヘッドに茶色の瞳の身体も声もが大きい男性はお父様

の上司だった。

隣にいる女性から、二の腕をつねられ…。

「これって言い方は、何よ!…あら、ごめんなさい。

レティ・ディーゼルよ。元魔術師団団長であなた達のお母様の上司だったの。ウチの子供達も連れて来れば良かったわねぇ。」

レティは長い黒髪に薄灰の瞳の綺麗な女性で、確実にドミニクより強いと思われる。

そんなディーゼル家にも子供が3人いて、1番下がジョアンと同じ年らしい。


「私はブライアン・ウォーカー、君達のお父さんの部下だったんだよ。よろしくねー。」

クルクルの薄茶色の髪に同じく薄茶色の瞳の童顔の男性。


「俺はヘクタール。俺も部下だよ。お父さんは仕事だとスゴいしっかりしてて、怖かったんだぜ。」

緑色の短髪に黒色の瞳の小柄な男性は人懐っこい笑顔で言う。

仕事の時だけしっかりしてたのか…。


「わ、私はルーク・ジョンソンです。以前はスタンリー様の部下で、現在魔物討伐団団長をしております。よ、宜しくお願いします。」

黒髪の短髪、濃茶色の瞳、褐色の肌の男性は、緊張しているようで全然目が合わない。


「ルーク、固すぎるよ。いくら人見知りだからって……。あっ、ごめんな。俺はジェイコブ。このルークと同じでスタンリー様の部下で、今は魔物討伐団副団長をしてるんだ。よろしくな。」

濃灰の長い髪を後ろで縛り、緑色の瞳の細身の男性はルークを揶揄いながら挨拶をする。


「私はミアです。元魔術師団でマーガレット様の部下でした。あぁ〜マーガレット様のお子様に会えるなんて、神様ありがとうございますぅ。」

橙色の髪をアップにし、桃色の瞳の可愛らしい女性は挨拶をして、天に祈りを捧げている。

「ミアがごめん。こいつ、マーガレット様が大好きで。あっ、俺はハリー。元魔術師団員で俺はジュリエッタ様のチームで部下だったんだ。よろしくねー。」

水色のセミロングの髪に、紺色の瞳の男性。聞けば、ミアの旦那さんだった。


みんなの自己紹介が終わった頃、招待客を見送り終わったお母様とジュリエッタ叔母様、ギルバート叔父様、飲み物や軽食を運んだグレイとナンシー、そして以前魔物討伐団の同僚だった私兵団のうちエルさん、ダイさん、マツさん、ウーサさんが合流した。


お互いに近況報告をして、場が和んだ頃。

「あのぉ〜、お父様とお母様はお仕事の時どんな感じでしたのか教えて下さい。」

と、聞いてみた。

「あっ、はい、俺も母上の仕事の事聞きたいです。」

と、ヴィーが手を挙げる。

「そんな面白い話なんてないぞ?」

と、お父様は言う。

「いや、色々とあるだろう?ルフバードに鷲掴みされて連れて行かれたり、野営をしていたら周りをゴブリンの群れが囲んでいたりな。」

と、ドミニク。


「「「「「「「「「あぁーー。」」」」」」」」」

スタンリーを始めとする魔物討伐団関係者が思い出し、苦い顔をする。

「ありましたねぇ〜。スタンリー様はよくゴブリンの雌に追いかけられてましたしね。」

と、ヘクタールが言う。

「あったなぁ〜。そんなこと、思い出したくもない。」

と、お父様。

「そうですよねぇ〜、ゴブリンはなんてたってーー」


「「「「「臭い!!」」」」」


そんなに声を揃えるほど、ゴブリンって臭いのかしら?そんなゴブリンの雌に追いかけられるお父様。

ふふふっ、モテモテねぇ〜。

「ジョアン、ゴブリンにモテモテでも嬉しくないよ。」

「あっ、声に出てました?えへへ。」

「魔術師団も遠征とかあるんですか?」

「そりゃあ、あるよ〜。よく魔物討伐団と一緒に遠征しましたよね〜。」

と、ハリー。

「あったわねぇ〜。魔物討伐団が前衛で魔術師団が後方支援だから。そう言えば、ワイバーンの時よね?スタンリー様とマーガレットが仲良くなったのって。」

と、レティ。

「なっ、なぜそんな事覚えているんです?」

お父様は慌てる。

「うふふ、そりゃ覚えているわよ。魔物討伐団と魔術師団の混合チームを組むのに、夫からスタンリー様とマーガレットが一緒になれるようにってお願いされたんだから。元々は、ランペイル兄妹で組む予定だったのよ?」

と、レティが裏話をすると、お父様とお母様が顔を赤くして2人で俯く。

「じゃあ、レティ師団長様のおかげですね。ありがとうございます。」

と、私がお礼を言うと…。

「まぁあ、結果的にそうなるわね。ジョアン様、私の事は師団長と付けなくて良いのですよ。あっ、そうだ。ジュリエッタと同じ呼び方でお願いします。」

ジュリー姉様と一緒ってことは

「わかりました。では、レティ姉様。私のことも様付けなして呼んでください。」


「「「レティ姉様〜!?」」」

「ジュリエッタ?あなた、姪っ子になんて呼び方をさせているのよ。叔母でしょ?」

と、レティ。

「えーだって、妹も娘も欲しかったからぁ。良いじゃないですか。」

と、ジュリエッタ叔母様は口を尖らせる。

「はぁ〜。えーっと、ジョアンちゃん。私のことは、レティ小母さんでいいですから。」

「あっ、はい。わかりました。レティ小母様。」






ブックマーク&評価をお待ちしております!


評価はページの下にある【☆☆☆☆☆】をタップして頂ければ幸いです。


宜しくお願いしますm(._.)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
★好評発売中★

html>
書籍情報はこちらから
★マグコミ様にてコミカライズ連載スタート★

html>
マグコミはこちらから
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ