34.ヘイ、アシスト!
お父様に言われて、サーチする。
[ドライフルーツ:ブレープ]
生のブレープをドライフルーツにしたもの。
長期保存可能。
効能:美肌。
貧血改善。
浮腫防止
食べ方:そのまま食べても美味。
ラム酒に漬け込むと《ラムブレープ》になる。
ラムブレープにクリームチーズを混ぜても美味。
ケーキに混ぜて焼いても美味。
補足:ジョアンがスキルで乾燥させた為、
効果が通常の3倍増し(今のところ)
美容目的には、もってこい!!
「……」
マジか!?
食べ方まで教えてくれるあたり、とても便利。
だけど、もう1度言おう。マジか!?
何なの?その補足部分…私のスキルで作ったから効果3倍増しって。何?『今のところ』って。しかも『美容目的には、もってこい!!』って、ペットのように、スキルも主人に似るのかしら?
「大丈夫か?ジョアン」
何も言わずに佇む私を心配した、お父様が声をかける。
「あっ、はい、大丈夫ちゃあ大丈夫です」
「お、おぉ、そうか。で、どうだった?」
「実際に見てもらった方が良いかと……」
「いや、サーチを他人には見せること出来ないだろう?」
「えっ?そうなんですか?ちょっと、待って下さい」
ーーヘイ、アシスト!【サーチ】を他人に見せることは出来る?
ーーA:ジョアンならできる。【サーチ オープン】って言ったらOK。
うぁーマジか!?何でもありなのか異世界チート。
もしかして…って思って話しかけたら、AIみたいに教えてくれるんだ。便利機能だな。
「…あー、お父様、アシストが言うに私ならできるらしいです」
「はぁーー!?」
「やってみますね……【サーチ オープン】」
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[ドライフルーツ:ブレープ]
生のブレープをドライフルーツにしたもの。
長期保存可能。
効能:美肌。
貧血改善。
浮腫防止
食べ方:そのまま食べても美味。
ラム酒に漬け込むと《ラムブレープ》になる。
ラムブレープをクリームチーズと混ぜても美味。
ケーキに混ぜて焼いても美味。
補足:ジョアンがスキルで乾燥させた為、
効果が通常の3倍増し(今のところ)
美容目的には、もってこい!!
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「あぁ〜、なんて規格外」
お父様、頭を抱えないで。
「まぁ、やっぱり。効果が3倍ですって。しかも、食べ方までわかるなんて便利ねぇ」
お母様、いい笑顔です。
「ぶっ。『もってこい!!』って。くっくっくっ。……うぐっ」
グレイ吹き出しての、ボディブロー。
いつも、ちゃんとしていて、お父様にも他の使用人にも指示したりする人が妻に弱い。
タッ、タッ、タッ……。
「ジョーーー。ジョーーアーーン。どこーーー?」
タッ、タッ、タッ……。
「「ジョーーーー」」
えっ?怖い。
どんどん、近づいて来るわ。
今度は、何なの?
食べて翌日に痩せる食べ物…自分の願望で書きました(笑)
こんなのあったら、食べたい (´ω`)




