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コミカライズ連載中【WEB版】享年82歳の異世界転生!?〜ハズレ属性でも気にしない、スキルだけで無双します〜《第11回ネット小説大賞 金賞受賞》  作者: ラクシュミー


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298.講習会①

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騎士科の授業にも慣れて、他の学年の生徒とも顔を合わせたら話をしたりするようになったある日。

いつものようにベル達と夕食を食べていると

「あっ、ジョアンちゃんにベルちゃん。」

「お疲れ様です。ジョーイ先輩。」

「「「「「「「お疲れ様です。」」」」」」」

ジョーイさんは、ファンタズモの冒険者ギルドで出会った、ジーン兄様とエリック様のファンの1人。騎士科の3年生だ。

「聞いた?今週、指導に魔物討伐団が来るって。ジーン様かエリック様が、来るか聞いてる?」

「えっ?聞いてないです。ベルは?」

「ううん、聞いてない。」

「そっかー、じゃあ違う人が来るのかな?あっ、邪魔したね。ごめんね〜。」

ジョーイさんが、去って私達はもちろんその話題で盛り上がった。

「魔物討伐団から指導受けれるなんて楽しみ〜。」

「でも、全員受けれるのか?」

「1年は無理パターンとかじゃね?」

「えー!」

「じゃあ、明日先生にお願いしようぜ。」

「「「「「「「賛成!」」」」」」」


翌日のホームルームで、先生に魔物討伐団の指導について質問した。

「あー、あれな。1年は見学だけだ。」

「「「「「「「「「「えー!」」」」」」」」」」

「しょうがないだろ。でも、見学だけでも勉強になるぞ。何つーか、技を目で盗むんだ。」

「「「「「「「目で盗む?」」」」」」」

「ああ、確かに直接指導してもらえたら伸びるかも知れないが、俯瞰(ふかん)で見ることで身体の動きや技を繰り出す流れを見やすくなるからな。」

「もちろん、見学しながらも俺達が口頭で説明してやるから、目の前に動く教科書があると思えば良い。」



*****



そして、魔物討伐団の講習会。

指導して貰えるのは、2年生から4年生で各学年上位で魔物討伐団希望者10人ずつ。その中には、もちろんヴィー、フレッド殿下、そしてファンタズモで知り合ったジョーイさん、チャンドラーさん、ロスさんがいた。魔物討伐団から講師として来ていたのは、ジーン兄様とエリック様だった。

「ジーン兄様、教えてくれたら良いのに。」

「エリック兄様も教えてくれなかったわ。」

と2人でぼやいていると、講習会が始まったようだった。見学している所までは、距離があるので何を説明しているのかわからない。だが、先生たちが【身体強化】を使って、話している内容を教えてくれる。


実技講習が始まると、生徒たちが各々威圧を出し始める。

「あーありゃ、ダメだ。」

「どういうことですか?ブライアン先生。」

「対人であれば威圧も効果的だが、対魔物には逆効果の場合が多い。」

「知能があり、魔法も使う魔物もいる。そういう魔物に対してだと、自分の居場所を教えているようなもんだ。」

講習会の方を見ると、先生と同じような説明をしたのか全員から威圧が消えた。

その後は、学年ごとに【土】属性の先生が作ったゴーレムとの実戦訓練。


《ゴーレム》

魔法によって作られた、作成者の命令を忠実に実行する自動人形。パワーと耐久力がずば抜けて高く、反面知性が低い。


ヴィーの方を見ると、10人で車座になり何やら話し合っている。フレッド殿下の方もジョーイさん達と話し合っている。しかし2年生だけは、既にゴーレムの周りを囲み、攻撃を開始していた。しかし、ゴーレムのパワーに押し負けている。

「2年は、まだ周りとの連携が取れていない。3年や4年は、まずどう攻撃するか相談しているだろ?各々、得意な攻撃方法が違う。それをどう活かし、ゴーレム相手に攻撃をするかによって、戦闘時間や疲労度が変わってくるんだ。」

「まあ、これは1年の後半から戦術学で学ぶんだけどな。」

「まあ今回の場合、4年生はノアとカズールが戦術を考えているようだな。3年生はフレッド殿下か……まあ、妥当だな。」


ん?今、ノアとカズールって言った?どこ、どこ?

あっ、いた……。


ヴィーの両隣にいる生徒は、以前、王妃様主催のお茶会で会った2人だった。

ノア・ヨシーク。ヨシーク公爵こと宰相様のご子息。

蜂蜜色の髪の毛に、青色の瞳。右目の下に泣きぼくろ。どこから見ても王子様カラーの美少年。そして、自分の容姿が整っているのを自覚して、あざとい行動をする人。

前世でファンだった、16人ダンス&ボーカルのボーカルの1人に似てるんだよね。

カズール・リバークス。リバークス侯爵家ご子息。

サラサラの銀髪に黒色の瞳。

顔立ちや笑い方、声までが産まれ変わりなの?と思うぐらい、16人ダンス&ボーカルのボーカルの1人、私の最推しのカズに似ている。

お茶会で微笑んでくれたのにもキュンキュンしたけど、今のように真剣な顔も格好良い……。

まさか、ヴィーと同級生だったなんて……。絶対にバレないようにしないと。


「ゴーレムの倒し方は、体内のどこかにあるとされる動力源、まあコアのことだが、それを外すか壊すことで停止できる。今回は足止めをして、コアの破壊が1番早いな。」

「ゴーレムの種類にも色々あるからな。今回のはサンドゴーレムだが、他にもストーンゴーレムやアイアンゴーレムがいる。どれもコアを外すか破壊が勝利条件だが、ギルドの依頼だとコアを持って帰らないといけないから、無闇に破壊するなよ。」

「「「「「「「「「「はーい。」」」」」」」」」」


3年生は【雷】属性の生徒が鞭のような武器で、ゴーレムの脚に絡ませてそこへ《雷電》を流して足止めをし、フレッド殿下が【火】属性の《火球》を頭部に打っている。 4年生はカズール様の【水】属性《凍氷》でゴーレムの足元を凍らせて足止めをしている。そこにノア様の【風】属性の《風刃》で手を切り落としている。そこへヴィーが剣に雷を纏わしてゴーレムを袈裟斬り。ドシーンと土埃を上げながらゴーレムは倒れた。

「「「「「「「「「「うぉー!」」」」」」」」」」

パチパチ、パチパチ……。



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