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コミカライズ連載中【WEB版】享年82歳の異世界転生!?〜ハズレ属性でも気にしない、スキルだけで無双します〜《第11回ネット小説大賞 金賞受賞》  作者: ラクシュミー


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142.王妃様②

予定通り、王妃様との話の続きです。

私は、まだ王妃様の自室でお茶を飲みながら、色んな話をしていた。例えば、ランペイル領では、どんな事をしているかとかスノーちゃんとの出逢いについて。


「ところでさ〜正直な話、アルバートとフレッドってどう思う?」

「唐突に話変わるね……。正直に言ってもいい?」

「もちろん。遠慮なしで。」

「アルバート殿下は腹黒いし、フレッド殿下はガキ大将ですよね?」

「「「「ぶふっ。」」」」


「ジョアンちゃん、最高!!わかるわー!!」

「……母親が言っちゃうんだ。」

「うん、母親だからこそ言っちゃうよね〜。じゃあさ、2人のどっちなら結婚したい?」

「「「「はい!?」」」」

私も侍女トリオも王妃様の言葉にビックリよ。

「今、結婚って言いました?」

「うん、だってジョアンちゃんと身内なるには、どっちかと結婚が手取り早いでしょ?」

「何で身内?」

「だって同郷の人が近くにいた方が、絶対楽しい!ね?どっちがタイプ?」

「ん〜、どっちも遠慮します。」

「えーなんで?アレックスに似てイケメンになるよ?男性アイドルJ系だよ?」

「あー、私的に線が細いよりは細マッチョみたいな感じが好き。J系よりも16人ダンス&ボーカルグループみたいなの。」

「あーー、そっちかー。じゃあウチの子達とは違うな。残念。」

「さーせん。」

「あはは。その謝り方、悪いと思ってねーし。」


「あの〜お話中申し訳ありません。どうしてお嬢様は殿下方との縁談を断るんです?普通でしたら、逆に自分を売り込んだりしますよ?」

「それに貴族では政略結婚が一般的で、顔とかがタイプじゃなくても結婚しますよ?」

「そうですよ〜。王族ですよ〜?玉の輿ですよ〜。」

と侍女トリオが言ってくるが

「えーっと、まず我が家は代々恋愛結婚ですので、政略結婚はあり得ません。現にお兄様達も婚約者いませんし。そして玉の輿なんて、まーーーーったく興味がありません。特に王族なんて、絶対に面倒くさい。以上です。」

「あははは、そこまでハッキリしてたら無理だよ〜。3人ともジョアンちゃんは前世の記憶持ちだから、こちらの一般常識は通用しないし、それにランペイル家だよ?ムリムリ。安心してジョアンちゃん、この件に関しては陛下にも言って無理矢理婚約者とかしないから。」

「そこは、何卒宜しくお願いします。……こちらをお納め下さい。」

ストレージから、乾物セットを渡す。中身はキャッツブシ、干し椎茸、ひじき、昆布。

「こちらは?」

「ちょっとした物ですよ。」

中身を確認した王妃様は

「ふふふっ、お主も悪よのう。」

「ふふふっ、王妃様も。」

「「あっははは。」」

すごい楽しいわ。さすが享年40代。

時代劇ネタもついてこれるのね〜。


「王妃様とお嬢様……本当に初対面ですか?」

「「うん。」」

「何でそんなにすぐ意気投合できるんですか?」

「「同郷だから?」」

「前世で知り合いとか?」

「「ううん、たぶん違う。」」

「「「………。」」」


うん、侍女トリオが困惑するのもわかるわよ。

私だって、初対面でこんなに意気投合するなんて思わなかったものね〜。

身内になったら、楽しいだろうけど……王族は面倒だわよ。


「そろそろ、戻りますかね〜。ランペイル辺境伯も心配してると思うわ。」

「あー、たぶん。でも、心配してるとしたら、私がやらかしてないかどうかでしょう。」

「あははは、信用されてねー。」

「まあ、規格外って散々言われてるからね。」

「そんなに?ちなみに何がそんなに規格外なの?」


「あー、実は私【無】属性なの。なのに、スキルが8個。スキルで作ったドライフルーツの効果は3倍増し。で、白馬の怪我を治そうとしてスキル重複したらペガサスになっただけ。」

「だけって、いや十分な規格外だよ。しかも、まさかの【無】って。それなのにスキル8って何よ。超チートなんですけど。ウケる〜。」

「ちなみに王妃様のチート要素はないの?」

「ん〜、属性は【水】と【風】。スキルはヒールS、アシスト、テレポート。」

「いや、王妃様も十分チートじゃない。属性2つってあり得るの?アシストと転移は私も持ってる。」

「うん。やっぱり属性2つって珍しくて、最初は珍獣扱いだよ。でも、そのお陰でアレックスに出逢えてた感じだから、良かったかな。」

「おお〜、さりげなく惚気ぶっ込んできたね〜。」

「さーせん。新婚17年目です!ラブラブ、チュッチュっす!!」

「あー、ご馳走様です。もう、胸焼けが酷いわ。あっ、ちなみにヒールSってのは?」

「あー、致命傷ぐらいまでなら治せるよ。ただ滅多にやらないよ。神殿の売上取っちゃうからね〜。」


この世界では病院の代わりに神殿で治療したり、出産したりするらしい。その時の支払いがお布施となるから、王妃様は滅多なことではスキルを使わないということらしい。


「ジョアンちゃんも、アシストあるって言ってたよね?実は、私、この使い方知らないの。教えてくれないかな?」

「えっ!?そうなの?超便利だよ。簡単に言うとAIだよ。」

「マジで?そうなの?知らなかった。どうやってやるの?」

「ただ、頭の中で呼びかけるだけ。へい!って。」

「おっ、いかにもAIっぽい。じゃあ、ちょっとやってみるー。……………………。」


「すごい、すごいよ。ジョアンちゃん。色々と教えてくれるのね〜。しかも、無詠唱出来るなんて初めて知ったよ。」

「それは、良かったねぇ〜。」

「王妃様、そろそろ……。」

「あっ、そうね。ジョアンちゃん、また遊びにきてくれる?」

「はい。でも、ランペイル領に戻るんで頻繁には難しいと思いますけど。学院に入ったら来やすいかな?あっ……でも、私が頻繁にここへ来たら変に勘ぐられませんか?」

「あーー確かにね。でも、そこは大丈夫よ。私が転移で迎えに行くから。たまにお忍びでマーケットに行ったりしてるし、安心して。」

「お忍び……。あ、ありがとうございます。じゃあ、またストレージに作った料理貯めておきますね。」

「そこは、ぜひ!!……出来たら、今度はファストフード系をお願い。」

「お客様〜?セットでポテトはいかがですか〜?」

「はい、喜んでーー!!」

「了解です。」

「さっ、じゃあ戻りますか。」

王妃様が言うと、侍女トリオがササっと化粧直しを施した。


あー、楽しかったお茶会だったわ。

王妃様がこんなにフレンドリーなんて、誰も知らないでしょうね。

ふふふっ、また機会があれば良いわねぇ〜。







新婚10年目→新婚17年目に変更しました。

単なる計算ミスです。ご指摘ありがとうございます。



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