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コミカライズ連載中【WEB版】享年82歳の異世界転生!?〜ハズレ属性でも気にしない、スキルだけで無双します〜《第11回ネット小説大賞 金賞受賞》  作者: ラクシュミー


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117.この親にしてあの子あり

昨日、結局乾物を使った料理が出来なかったから、今日のランチにでも作ろうかと厨房にやって来ました。

「お邪魔しまーす。」

「おっ、来たな。おてんば規格外娘。」

「「あははは。」」

「違いますー。お淑やかな貴族令嬢です!」

「「「それはない!!」」」


何故だ!解せぬ。


「あれ?アニーは?」

「あー、朝からナンシーさんに鍛え直しって演習場に連れて行かれたぞ。」

マックさんの部下、テリーさんが教えてくれる。

「あーあとザックとネイサン、それにお嬢さん付きのサラちゃんも連れて行ったな。」

同じく部下のドリーさんも言う。

「あーーー。そうなんだ。」

ご愁傷様です。あとで、差し入れ持って行こうかしらね。


「んで、今日は何作るんだ。」

「あっ、昨日乾物をゲットしたからそれを使おうと思って。」

「乾物?ってなんです?」

とテリーさん。あれ?知らないのかしら。

「えーっと、海藻やキノコを乾燥させた物。コレなんだけど。」

「あれ?もしかして街外れの変な婆さんのとこのやつ?よく買えましたね。」

「えっ?普通に買えたよ?ランペイル家の御用達の商人のお婆さんだった。」

「「へぇ〜。」」


「今日はどうしようかな〜?あっ、手羽がある。マックさん、これ少し使っていい?」

「あー、全部使っていいぞ。肉屋がオマケでくれたんだ。」

「じゃあ、手羽と椎茸の煮物と…あら汁にしようかな。」

「あのー、お嬢さんあら汁って?」

「えーっと、魚のあらを使ったメソ汁。ちょうど、そこにあったから。」

「えっ?魚の頭とか骨ですよね。ゴミですよ?」

「違う!アラ。美味しいのが出来るから。」

「へぇー。アレですね、お嬢さんって鶏がらとかあらとか、ゴミが好きですね。」

「言い方!!」

ドリーさんってば、失礼!!

絶対、美味しい物食べさせて見返してやる!!


まず、この干し椎茸を水で戻して。手羽用のションガーを薄切り、あら汁用におろして…。

魚のあらを熱湯で霜降りに。これしないと生臭いからねぇ〜。ってか、凄い量ね…。まぁ、使用人、私兵団全員分だからしょうがないか。

それを昆布と一緒に鍋…これは寸胴鍋か。に、入れて水入れて煮込む。

次は、手羽を焦げ目つくまで両面焼いて…

「お嬢さん、俺やりますよ。焦げ目つけりゃあいいんですね?」

「うん、ありがとうテリーさん。」

あっ、鍋が沸騰する前に昆布出さなきゃ。

アクも出て来たから取らないと…。

「アク取りしますよ。」

「ありがとう、ドリーさん。」

「手羽終わりましたよ。次は?」

「次は、手羽にションガー加えて香りがたったら、干し椎茸を戻した水を加えて煮立ったらアクを取って下さい。」

「了解。」

あとは、干し椎茸、砂糖、酒、しょうゆ、酢を加えて、ふたをして中火で煮汁がほとんどなくなるまで煮れば完成。


「こっちのアク取り終わりました〜。」

「はーい。じゃあ、あらを一回取り出して。」

「了解。」

そこに、おろしションガーとメソ入れて…味見。

「うん、美味しい。はい、ドリーさん。」

「ありがとうございます。……うっま。ゴミなのに美味い!」

「ゴミ違う、アラ!!マックさん、テリーさんも味見して下さい。」

「うん、美味い。あらから良い味出てるな。」

「うまーーっ。魚のスープは塩味だけだと思ってた。」

あぁ〜、潮汁も美味しいけどねぇ。あら汁も美味しいよねぇ〜。


「あっ、手羽もいい感じ〜。味見……するよね。」

「「「もちろん!」」」

「あはは、どうぞ。」

モグッ…。

「「「うっま!!!なんだこれ?」」」

「あっ、ちなみにこんなのも作ってみたよ?」

「なんだコレ?」

「手羽の唐揚げ。」

「えっ?唐揚げって塩味だろ?コレは?」

あー、前にお祖父様経由で渡したレシピは、塩味だけだったからね。


「えーっと、名古屋…いや、セウユ味。すりおろしガーニックと酒、セウユ、砂糖を火にかけタレ作って、揚げた手羽を絡めたやつ。」

手羽の唐揚げは、名古屋風が1番好きだから作ったのよ。

「「やべーーー。」」

テリーさんとドリーさんは、手羽の唐揚げを食べてハイタッチをしてる。いい意味でヤバいらしい…。

「口にあったんなら良かった。あっ、マックさんエール取り行かない!お祖母様に言うよ。」

「すまん。でも、コレ……。」

「「絶対にエールに合う!」」

そこ!3人でエール取りに行かない!!

私だって呑みたいのに!ズルい!!


結局、3人は冷えたエールを持ってきて手羽唐揚げを片手にキッチンドリンカーになっていた。私は作業台に頬杖をついて、半ば不貞腐れながらそれを見てる。

そこへ……

「あなたたち、何をしているの?」

厨房の扉の所にロッテンマイヤーさんがいた。それは、とてもとても良い笑顔で……。

「「「あっ……。」」」

3人が固まったわ…。

ロッテンマイヤーがマックさんに近寄って、肩に手を置く。

バチッ!「うっ……。」

マックさんが崩れ落ち片膝をつく。

「えっ?何?」

何が起こったの!?

次にテリーさんとドリーさんも…バチッ。「「ギャッ!!」」

2人は両膝をついて、四つん這いになる。

「お嬢様の前で、だらけてんじゃねー!!」

「「「申し訳ありません。」」」


後でナンシーに聞いたところ、ロッテンマイヤーさんは【雷】属性だった。

マックさん達に触れた瞬間のあのバチッってのは、静電気の強化版らしい…。怖っ!!

さすが、ナンシーの母ねぇ〜。

ロッテンマイヤーにしてナンシーありね。

うんうん、納得だわ…。間違いなく、母親似なのね。

よし、ロッテンマイヤーさんにも賄賂を渡しておこう!!



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